「どうせ私なんて…。」
「私は得意なことがありません。」
このように自分のことを他人に話すときに、ネガティブに、断定的に、否定的に話していたりしませんか?
自分に自信がなく、人前で自分の強みを話すことに対しておこがましさを感じることが原因と言われています。
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1721名を対象に調査したところ「自分に自信がない。」と、回答した人は全体の56.7%にも及ぶそうです。
言葉は人生を作ると言われます。
心が言葉として出てくるように、言葉が心を作ることもあると思っています。
そこで、今回は「自分を好きになる、ちょっとした話し方のコツ」というテーマで解説していきたいと思います。
言葉の威力
言葉の力は絶大です。
例えば、「私は数学得意」と言葉を発するときを例に考えてみましょう。
頭の中で「私は数学得意」と思い浮かべて、
発声に関わる運動機能を働かせて「私は数学得意」と発声して、
耳で「私は数学得意」と聞いて、
脳に返っていきます。
頭の中でただ思い浮かべるより多くの感覚運動機能を使っていることは一目瞭然です。
これに鉛筆で「私は数学得意」と紙に書けば、視覚と手の触覚・運動感覚も使うことになります。
脳への刺激、インプットは効果抜群です。
自分を「数学得意」だと思い込ませることができるのです。
これがネガティブな内容だったらどうでしょう。
「数学できない。」だったら…。
この言葉にとらわれて自分を苦しめてしまいそうです。
だから、発する言葉は大切なのです。
可能性を残した言い方
だからと言って、嘘をついてしまってはそれはそれで自分を苦しめます。
そこで推奨されているのは、可能性を否定しない言い方です。
「私は数学ができない。」ではなく、
「私は数学を勉強してこなかった。」これは事実を述べているだけです。
もしかしたら今から勉強すれば数学が得意になる可能性だって残されています。
「私は数学が苦手かもしれない。」
もしかしたら好きかもしれないという可能性も残されています。
このように、こっちの可能性も残されているというような話方をすることです。
同じような意味ですが、「自分はこれができないんだ」と可能性をゼロにする必要はさらさらないのです。
このように何気なく使っている言葉も決して自分のマイナスにならないように使い、言い方を変えていくことが重要です。
使いどころに注意
最後に2つ注意点です。1つ目は、使いどころに注意しましょう。
仕事の場面において、この可能性を残した言い方はあまりいい印象を与えません。
「この仕事できる?」と聞かれた場合に、
「もしかしたら、できるかもしれません。」と答えるのは「結局どっちなんだ!?」となって相手を困らせてしまいます。
「かもしれない」は自分が苦手なことを説明するときくらいで良いかもしれませんね。
自分で自分のことはわからないもの
最後に、案外自分のことは自分じゃわからないものということです。
自分は3つあると言われています。
理想の自分、自分から見た自分、他人から見た自分。
これが色々と違うので悩むわけですが、どれも本当の自分です。
今回のブログで何が言いたかったかと言うと、「自分はダメだ」と決めつけないで、様々な可能性を探してみましょう。
そして、そのお手伝いをさせてくださいね。
ということでした。
興味があればご相談お待ちしています。