【無視・沈黙】話し合いから逃げる相手の「壁」を打ち破る、心の取り扱い説明書

【無視・沈黙】話し合いから逃げる相手の「壁」を打ち破る、心の取り扱い説明書

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コラム
パートナーと喧嘩をしたとき、急に相手が黙り込んでしまったり、部屋に閉じこもって一切の話し合いに応じてくれなくなったりすることってありますよね。

こちらとしては「ちゃんと話し合って解決したい」「今の気持ちを伝えたい」と思っているのに、何を言っても返事はなく、まるで分厚い壁に向かって話しかけているような感覚になってしまう。

その沈黙の中に放置されると、寂しさや虚しさ、そして怒りが混ざり合って、本当に心がすり減ってしまいます。

「どうして無視するの?」「私(僕)のことなんて、どうでもいいの?」と、自分自身の存在まで否定されたような気持ちになるのも当然のことです。

でもね、まず一番に伝えたいのは、あなたが悪くて無視されているわけではないかもしれない、ということです。

これまで色々な悩みを聞いてくる中で、沈黙を決めてしまう側の心理にもたくさん触れてきました。

実は、無視や沈黙を選ぶ人の多くは、「あなたを傷つけたい」と思っているのではなく、自分自身の感情を処理しきれなくなって「パニックを起こしている」状態であることがとても多いんです。

人間は、怒りや恐怖、焦りといった強い感情が許容量を超えると、脳がフリーズしてしまいます。

これ以上言葉を交わすと暴言を吐いてしまうかもしれない、あるいは自分の気持ちを上手く言語化できずにどうしていいか分からない。

そんなとき、自分を守るための緊急避難として「心を閉ざす(沈黙する)」という行動をとってしまうのです。

言ってみれば、カメが甲羅に閉じこもって、外の暴風雨が過ぎ去るのをじっと耐えているような状態ですね。

だからといって、無視されている側の苦しみが消えるわけではありません。

目の前で完全にシャットアウトされる側は、本当に辛いものです。

では、相手が沈黙の壁を作ってしまったとき、私たちはどうすればいいのでしょうか。

まず試してみてほしいのは、その「壁」を無理やりこじ開けようとしないことです。

問い詰めたり、「なんで黙ってるの!?」と感情をぶつけたりすると、相手はさらに甲羅の奥深くへ逃げ込んでしまいます。

一度、その場から少し距離を置いてみてください。

相手の沈黙は「今は自分の感情を整理する時間が必要だ」というSOSのサインでもあります。

「話し合いたい気持ちはあるけれど、今は感情が高ぶっているみたいだから、お互いに少し時間を置こうね」と静かに一言だけ伝えて、その場を離れるのが効果的です。

時間が経ち、相手の脳のフリーズが解けてくると、少しずつ言葉を取り戻せるようになっていきます。

そしてもう一つ大切なのは、相手の沈黙に引っ張られて、自分の価値を見失わないことです。

無視されると「自分がダメなんだ」と思い詰めてしまいがちですが、それは相手の課題であり、あなたの価値とは全く関係がありません。

沈黙が始まったら、「あ、今は相手の甲羅タイムが始まったな」と受け止めて、自分自身の心を休めることに集中してください。

好きな温かい飲み物を飲んだり、深呼吸をしたりして、傷ついた自分の心をやさしく労わってあげましょう。

心理カウンセラーとして、あなたがどれだけその沈黙に傷つき、歩み寄ろうと努力してきたか、その一生懸命な姿を僕はちゃんと見ていますよ。

あなたが一人で抱え込んでいるその苦しみが、少しでも軽くなり、お互いに心地よい関係を取り戻せる日が来ることを心から応援しています。

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