気まずいエレベーターでスマホを凝視…スクロール指が限界なあなたへ

気まずいエレベーターでスマホを凝視…スクロール指が限界なあなたへ

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コラム
エレベーターの中や、ちょっとした給湯室。

嫌いなわけじゃないけれど、どこか苦手なあの人と「二人きり」になってしまった瞬間って、急に空気が重たくなりますよね。

息をのむような静寂と、微妙な空気感。

その場に漂う耐えがたい気まずさに胸がキュッと締め付けられて、思わずポケットからスマホを取り出してしまう……そんな経験はありませんか?

画面を凝視して、特に見たいわけでもないSNSやニュースを必死にスクロールし続ける。

「私、今すごく忙しいんです」と言わんばかりのオーラを全身から醸し出しながら、無心で指を動かす時間。

気づけば指先が疲れてしまっていたり、画面を見つめすぎて目がショボショボしてしまったり。

でも、そうでもしていないと自分の心がもたないような気がして、画面という小さな世界に必死で逃げ込んでしまうんですよね。

まず、そんな風に指を疲れさせながらも、その場をどうにかやり過ごそうと頑張った自分を、たくさんほめてあげてほしいなぁと思います。

だってそれって、相手とギクシャクしたくないという優しさや、その場の空気を壊したくないという、あなたの配慮のあらわれでもあるからです。

誰だって、気まずい空気は苦手ですし、どう振る舞えばいいか分からなくなるのは当たり前のことです。

心理カウンセラーとして多くのご相談をお聞きする中で、このような「日常のちょっとした気まずさ」に心をすり減らしている方は、本当にたくさんいらっしゃいます。

理由もないのに苦手だと感じてしまう自分を責めてしまったり、「大人なんだから上手にあいさつや雑談をすべきなのに」と落ち込んでしまったり。

でも、人間ですから誰にだって相性がありますし、気まずさを感じるのもごく自然な感情なんですよね。

スマホの画面を必死に見つめてしまうのは、あなたの心が「今は守りに入ろうね」と自分自身を守るためのバリアを張っている証拠なのです。

だから、「またスマホに逃げちゃったな」なんて反省する必要はまったくありません。

指が疲れるほどスクロールしてしまったのは、それだけあなたがその場で自分の心を必死に守り抜いたという、頑張りの証なのですから。

次にそんな場面に出会ったら、画面を凝視する代わりに、ほんの少しだけ深呼吸をしてみてください。

「あ、今私は気まずさを感じているんだな」「スマホに逃げたくなるくらい、心が緊張しているんだな」と、自分の気持ちを優しく受け止めてあげるだけで大丈夫です。

無理に会話を繋ごうとする必要もなければ、完璧な態度をとる必要もありません。

エレベーターが目的の階に着くまでの数十秒、給湯室でお湯が沸くまでの数分間。

その短い時間を、ただ「早く過ぎ去りますように」と心の中で祈りながら過ごすだけでも、立派にその場を乗り切ったことになります。

今日もお仕事や日常の中で、たくさんの気遣いをして疲れてしまったあなたの心が、少しでも軽くなりますように。

指を休めて、温かい飲み物でも飲みながら、自分自身をゆったりと労わってあげてくださいね。

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