「何してた?」の質問に嘘をついていませんか?繊細さん(HSPさん)が連絡を待ち続けた一日を隠してしまう、切なすぎる優しさ。

「何してた?」の質問に嘘をついていませんか?繊細さん(HSPさん)が連絡を待ち続けた一日を隠してしまう、切なすぎる優しさ。

記事
コラム
大好きなあの人から、ひょっこり届いたメッセージや、夜の電話。

「何してた?」

そんなふうに、何気なく聞いてくれたとき、あなたの心は嬉しさで弾むと同時に、一瞬で焦りに支配されてしまいませんか?

本当に何もしなかった、ただ部屋でぼんやりと過ごしていた自分の「中身の薄さ」が急に恥ずかしくなってしまう。

だから、その空っぽな一日を隠すために、最近ちょっとだけ目を通した本の感想を必死に頭の中で捏造して、さも今読み終えたかのように流暢に喋り出してしまう。

いかに自分が一人の時間を充実させて、有意義に過ごしていたかという、悲しい嘘を一生懸命に作り上げていく。

「あなたからの連絡を、スマホを何度も見つめながら、ずっと待っていただけの一日」

そんな、あまりにも重すぎる本音をそのまま伝えてしまったら、相手に「重い女だな」って嫌われてしまうかもしれない。

私の愛の大きさに引かれて、心の距離を置かれてしまったらどうしようという恐怖が、あなたの口から次々と器用な嘘を紡ぎ出させてしまうんですよね。

電話を切ったあと、嘘をつき通せた安堵感のあとに、どっと押し寄せてくるのは猛烈な自己嫌悪。

どうして私は大好きな人にまでこんな嘘をついて、自分を偽らなきゃいけないんだろう。

何もしていない自分の人生は、なんて中身がなくてちっぽけなんだろうと、暗いお部屋で一人、涙がこぼれそうになっていませんか?

心理カウンセラーとして、僕はその胸が締め付けられるような焦りと、切ない嘘の痛みを、そのまま優しく包み込んであげたいです。

繊細な気質を持っている方は、自分の行動が相手にどんな印象を与えるかを、瞬時に何パターンもシミュレーションする高い能力を持っています。

あなたが必死に読書の感想を捏造したのは、自分のプライドを守りたかったからではなく、どこまでも「相手に負担をかけたくない」という、深い思いやりがあるからなんですよね。

相手を困らせたくない、純粋にこの楽しい時間を壊したくないという、健気な愛情があなたに嘘をつかせただけなのです。

そして、心理カウンセラーとして、僕はあなたにこれだけは声を大にして伝えたいです。

大好きな人の連絡を待ち続ける一日というのは、決して「中身の薄い時間」なんかじゃありませんよ。

それだけ誰かを一途に想い、スマホの通知ひとつに心を震わせることができるなんて、誰にでもできることではありません。

あなたは一日中、自分のエネルギーを全力で使って、あの人のことを心の底から愛していたんです。

そんな愛に溢れた特別な一日を、中身がないなんて、どうか自分のことを責めないでくださいね。

心理カウンセラーとして、僕はあなたに、少しずつでいいから、その真っ直ぐな重さを自分自身で愛してあげてほしいなと思います。

今度、もしまた同じように「何してた?」と聞かれたら、無理にキラキラした有意義な嘘を用意しなくて大丈夫ですからね。

「あなたのこと考えてたよ」と言うのがどうしても恥ずかしかったら、「次のデートでどこ行こうか考えてたら、一日終わっちゃった」とか、「お布団と仲良しして、のんびりエネルギーを充電してたよ」って、可愛い笑顔で言ってみてください。

大好きなあの人は、あなたが嘘で塗り固めた完璧なキャリアウーマンであることなんて、ちっとも望んでいません。

むしろ、ちょっと不器用で、自分のことをたくさん考えてくれている、そのままの素直なあなたの姿に、たまらなく愛おしさを感じるはずですよ。

自分の純粋すぎる恋心が生み出した嘘に苦しくなりそうになったときは、深く息を吸って、あなたの一途な優しさをそっと褒めてあげてくださいね。


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