繊細さん(HSPさん)が抱える「痛み」への恐怖〜歯医者や注射が怖いのは、あなたが優しい証拠〜
心理カウンセラーの「うさぴょん」です。
あなたは、注射の針を見るだけで心臓がバクバクしたり、歯医者の予約の日が近づくだけで、数日前からどんよりした気分になってしまったりすることはありませんか?
「大人なのに情けない」「これくらいの痛み、みんな耐えているのに」と、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、まずはこれだけは伝えておきたいのです。あなたが痛みに敏感なのは、心が弱いからでも、我慢が足りないからでもありません。
むしろ、それだけあなたの五感が研ぎ澄まされていて、自分の心と体を大切に守ろうとする本能が、人一倍豊かだという証拠なんですよ。
HSPの方は、中枢神経系が非常に敏感にできています。
そのため、普通の人なら「チクッとするな」程度で済む刺激も、脳が「大変だ!一大事だ!」と大きなアラートを鳴らしてしまうのです。
それは、まるで高性能なアンテナを持っているようなもの。小さな変化に気づける素晴らしい能力の裏返しとして、痛みという刺激に対しても過剰に反応してしまうのは、ごく自然なことなんです。
歯医者さんのあの独特な機械の音や、消毒液の匂い。それらすべてが、繊細なあなたにとっては情報の洪水となって押し寄せてきます。
「次は何をされるんだろう」「もっと痛くなったらどうしよう」という、持ち前の豊かな想像力も、この時ばかりは恐怖を増幅させる原因になってしまうんですよね。
でも、大丈夫ですよ。そんな自分を丸ごと受け入れてあげてください。
「痛いものは痛いし、怖いものは怖いんだよね」と、自分自身に寄り添ってあげることから始めてみましょう。
もし病院へ行く必要があるときは、事前に「自分はとても痛みに敏感で、恐怖心が強いんです」と正直に伝えてもいいんです。
最近では、そんな繊細な感覚に理解を示してくれる優しい先生も増えています。
ゆっくり時間をかけて麻酔をしてくれたり、こまめに声をかけてくれたり。あなたが安心できる環境を整えることは、決してわがままではありません。
僕はこれまで、多くのHSPの女性たちの悩みや、誰にも言えない苦しい恋の相談を受けてきました。
その中で感じるのは、痛みに敏感な人ほど、人の痛みにも誰より敏感で、優しい心を持っているということです。
自分の痛みを怖がるその繊細さは、他人の小さな苦しみに気づき、手を差し伸べられる優しさに直結しています。
だから、注射一本で震えてしまう自分を、どうか嫌いにならないでください。
その震えは、あなたが一生懸命に今日まで自分を守り、生きてきた証なのですから。
一歩ずつ、自分のペースでいいんです。怖いときは「怖い」と言っていい。休みたいときは「休みたい」と言っていい。
僕はいつでも、あなたのその繊細な感性を大切に思いながら、ここであなたの味方でい続けます。
少しでも、あなたの心がふんわりと軽くなりますように。