心理カウンセラーの「うさぴょん」です。
明日は大切なプレゼンや発表の日。そう思うと、布団に入っても頭の中がちっとも休まってくれませんよね。
「もしあそこで言葉に詰まったらどうしよう」「あの質問が来たらなんて答えよう」……。
頭の中で何度も何度もシミュレーションを繰り返して、気づけば時計の針は深夜を回り、外が白み始めている。
一睡もできないまま朝を迎えるあの焦燥感と、体のだるさ、そして「また眠れなかった」という自分への落胆。
これまで、そんな苦しい夜を何度、一人で乗り越えてきたのでしょうか。
今回は、そんな頑張り屋さんで繊細なあなたへ、少しでも心が軽くなるようなお話をさせてくださいね。
まず、あなたに伝えたいのは「一睡もできないほどシミュレーションをしてしまうのは、あなたがそれだけ誠実で、周りの人を大切に思っている証拠」だということです。
HSPさんは、場の空気や相手の感情を敏感に察知する力を持っています。
だからこそ、「誰かをがっかりさせたくない」「完璧な準備で安心させたい」という優しさが、過度な予行演習になってしまうんですよね。
シミュレーションが止まらないのは、あなたの脳が「あなたを守ろうとして、一生懸命にリスクを洗い出している状態」なんです。
決して、あなたが弱いからでも、段取りが悪いからでもありません。
むしろ、それだけの情報量を処理できる、素晴らしい想像力と責任感を持っているということ。
まずは、暗闇の中でグルグルと考え続けている自分に、「そっか、私は今、明日を成功させたくて必死に準備してるんだね。偉いね」と声をかけてあげてください。
眠れない夜、無理に「寝なきゃ」と思うと、余計に脳は覚醒してしまいます。
そんな時は、「横になっているだけで、体は半分くらい休めているから大丈夫」と、自分に許可を出してあげましょう。
たとえ一睡もできなかったとしても、これまでの人生、あなたは意外と本番を乗り切れてきませんでしたか?
繊細なあなたは、寝不足でフラフラだと思っていても、本番になると驚くほどの集中力を発揮して、無事に役目を果たせる力を持っています。
これまでのシミュレーションは、決して無駄にはなりません。あなたの細胞の一つひとつに、準備した言葉がちゃんと刻まれていますから。
また、日頃から不倫の悩みや複雑な人間関係、繊細ゆえの生きづらさを抱えている方のお話を聞いていると、皆さん本当に「自分を後回しにして、誰かのために」と気を張って生きていらっしゃいます。
プレゼンも、突き詰めれば「誰かに何かを届ける」という愛の形の一つかもしれませんね。
でもね、どうか自分を壊してまで頑張りすぎないでください。
プレゼンが少しくらい完璧じゃなくても、噛んでしまっても、あなたの価値は1ミリも変わりません。
世界はあなたが思うよりもずっと優しく、多少の失敗は「人間味があっていいね」と受け入れてくれるものです。
今夜、もしまた頭が動き出してしまったら、ゆっくりと深呼吸をして、温かい飲み物を飲んでいる自分を想像してみてください。
あなたはもう、十分に準備をしました。あとは、明日を迎えるだけ。
大丈夫。僕が、そして同じ空の下で同じように悩む仲間たちが、あなたの頑張りをちゃんと知っていますよ。
明日の発表が終わったら、自分に最高のご褒美をあげてくださいね。
ふかふかの枕で泥のように眠る、そんな穏やかな時間があなたに訪れることを心から願っています。