新しい人生の幕開け…36

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「学歴」…。

私は行きたくなくて行かなかったわけではない。
けれど、それは相手の会社には全く関係のないこと。
それに同情してほしいとも思わなかったが、こんなにも「学歴」
に関して言われることがなかった。

私の中で「学歴」はコンプレックスになっていった…。

何もできない資格もない…。

当然、仕事をしないと「保育園」に入園できない、という負のループだった。

息子は「育児」という名目で通園できているが、それも1年くらいしたらもう通じないだろう…。
息子だけの問題ではない。

働かないと生活ができない…。

どうしよう…。

そうして、下の子が1歳になろうとした時、前職の保険屋さんが訪問にきた。

「どうしてる~」と。

その時の私には輝いて見えた…。
生き生き仕事してるな~と…。

玄関先で世間話を少ししていた。

その元上司は「そういえば仕事なにしてるんだっけ」と言ってきた。
私は、ことの経緯を説明して、今仕事がない状況なことと、やっぱり子供が保育園に入れられないことなど、色々話した。

そうすると…
「あら!じゃあ丁度よかった!ウチにまたおいでよ」
といってくれたのだ!!

私には願ってもいない話だった。
出戻りになるし、ちょっと行きづらいな、とも思ったが、そんな悠長なことは言っていられない。

「え!?いいんですか?」と口から出てしまった。

と、なぜかトントン拍子に仕事が決まってしまった。

私は嬉しくなった。

よし!またこれで頑張れる!
しかも子供がいても、気にしないで子供のために時間も作れるし、土日休みだし!!
学歴も関係ないならもってこいだ!

私は早速旦那に連絡をして、報告した。

そうすると旦那は「また保険屋やるの?仕事、そんなに焦らなくてもいいんじゃない?」と…。

は?

日中いなくて、状況がわからないにしても、もっと家の状況に興味を持ってほしい…。

まず、私は保育園に相談した。
仕事が決まったが、下の子をすぐ入園してもらえるかなど。

決まったと言っても、また試験やらがあるのだけれど…。

園長先生は「優先して入れてあげたいけど、急にはできないから少しの間、一時保育のような形になって、その間は日払いで保育料を頂くことになるよ」と言ってくれた。

その料金も時間で決まるらしい。

しかたない…。
どの道、保育園に行かなければ仕事もできないし、仕事しなければ保育園に入れることもできない。

これが「保育園」に入れることの矛盾というか…。

そうして、私はまた「保険屋」になることに決めた。

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