「月初になると、同じスプレッドシートを何度も開き直している」
売上シート、経費シート、部門別シート、そして報告用のまとめシート。数字を引っ張ってきて貼り付け、桁を確認して、また戻る。この往復だけで午前中が終わる、という声をよく聞きます。
この記事では、スプレッドシートの月次業務を「AIに任せる部分」と「仕組みで消す部分」に分けて整理します。
手作業が残るのは「集計」ではなく「つなぎ込み」
集計そのものはSUMIFやQUERYで終わります。時間を食っているのは、シートAからシートBへ値を移す作業、フォーマットを整える作業、抜けをチェックする作業です。いわゆる「つなぎ込み」の部分です。
ここは人がやると必ずミスが出ますし、担当者が休むと止まります。まっさきに仕組みに置き換えるべき領域です。
AIに書かせるべきはGASのコード
スプレッドシートのつなぎ込みは、Google Apps Script(GAS)で自動化できます。ただし多くの人が止まるのは「コードが書けない」からです。ここをAIに任せます。
重要なのは、いきなり「自動化して」と頒まないことです。シートの構造(シート名・列名・データの開始行)を先に伝えると、動くコードが返ってくる確率が大きく上がります。
そのまま使える依頼文
あなたはGoogle Apps Scriptの専門家です。次の処理を行うコードを書いてください。スプレッドシート「月次管理」の中に、シート「売上」(A列:日付、B列:部門、C列:金額、2行目から)とシート「集計」があります。「売上」の当月分を部門ごとに合計し、「集計」のA列に部門名、B列に合計金額を書き出してください。エラー処理も含めてください。
返ってきたコードは、必ずコピーを取ったテスト用シートで動かしてください。いきなり本番のシートで実行すると、上書きされたときに戻せません。
自動化しないほうがいい作業
判断が入る作業は自動化しないほうが安全です。たとえば「この金額は特殊要因なので除外する」といった処理は、条件が毎月変わるためコード化すると保守が大変になります。
数字を並べるところまでを自動化し、判断は人が行う。この線引きが、長く使える仕組みの条件です。
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