ビジネス英語日記 #1 「ちょっとやりすぎじゃない?」

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ビジネス・マーケティング
初めまして、Brandonと申します。
日系総合電機メーカーで海外営業をしています。
ここでは、私が日常業務で実際に体験した英語表現を
発信させていきたいと思います。

早速!初回の投稿ですが、本日は「Overspend」という単語です。
Overspendとは、Over(物事が一定の水準を越える)という単語と
spend(使う・遣う)という単語がひとつになった動詞ですね。

今日、タイの現地法人メンバーと電話会議をしていました。
相手は入社年次の浅い比較的若いタイ人女性。
彼女は営業ですが、日々仕事を頑張っているのになかなか営業成績が伸びず
マネージャーからプレッシャーを受けている…
考えただけでもちょっとツライ状況ですよね。
私は彼女の課題解決の糸口がないかと、リモートで話を聞いていたのでした。

次第に彼女の行動パターンを聞くにつれ、
社内でも売るのが難しいと悪い評判の多い商品を
苦労して売ろうとしていることがわかってきました。
売りにくい、手間がかかる、単価も低い、と、不利な条件の揃った
難しい商品です。

私は少し考えて、言葉を選びながらこう伝えました。

Perhaps you are a bit overspending your time on the difficult product.
What happens if you step aside and look at other product instead?
(ひょっとしたらその難しい商品を売るのに少し時間をかけすぎかもですね。ちょっと身を引いてみて、他の商品を売ることに目を向けるとどうなりますか?)

ここで気をつけたのは、あくまでもタイの現地で営業をしているのは
私ではなく彼女なわけですから、あまり知った顔をせずに
「ひょっとしたら」「もしかしたら」「こういう可能性もあるんじゃない?」
「もし〜したらどういうことが起きますか?」と
相手の立場を立てながら自分の気になっていることを伝えることでした。

ひょっとしたら、もしかしたら、の表現には
口語的すぎるMaybeを使わずにやや知性的寄り(笑)に聞こえるPerhapsを、
そして今回のメインテーマであるoverspendingにはそのまま使うと
刺々しいニュアンスを与えてしまうかもしれませんので、あえて
a bit(ほんのちょっと)という口語的な表現を交えて伝えています。

What happens〜、の構文はよくあるHow about〜、の構文に
置き換えることもできるのですが、どうしても「提案」「指示」的な
エッセンスが混じってしまい、相手によっては抵抗感を覚えるかもしれません。
ここでは相手と同じ立場に立って、「もし〜したらどうなるんでしょうね?」
と、一緒に未来を想像するかのような語りかけ方で
相手の想像力を引き立てるような表現をしてみました。

このように、ビジネスのコミュニケーションにおいても
私たちが日本語で細かいニュアンスを日常的に使い分けているように
英語表現でも相手の気持ちに寄り添った微妙なニュアンスの使い分けが
可能です。

私はまだココナラではお仕事を始めたばかりなので実績はありませんが、
その分、実務での経験を活かしたコミュニケーションのご提案を
500円/メール校正1通あたりのビギナー価格で承っております!
ぜひ、チャンスを頂ければ、精一杯頑張りますので
お気軽にお声がけ頂ければと存じます!

それではSee you next time!!
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