【棚卸し計上漏れの調査方法──税務職員向け実務の視点】

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法律・税務・士業全般
1. 実地棚卸しの実態を掴む
いつ/誰が/どのように/どこの場所を実地棚卸ししているのかを確認。
 →代表者・経理担当者だけでなく、現場担当者の関与度合いもヒアリング。
記録方法は 手書き集計か?エクセル集計か? を必ず確認。
 →「現場でどんな紙を使っていたか」「Excelの元データが残っているか」が重要。
2. 帳簿と申告書との突合
帳簿棚卸しを行っている法人は少なく、大多数は最終仕入原価法を採用。
流れとしては、
 確定申告書の棚卸金額欄 → 棚卸表 → 棚卸原票
 を必ず突合。
棚卸表が複数ページの場合は、小計・合計の一致を確認。
数量は入っているのに単価が空欄の項目がないかをチェック。
3. 単価の検討
棚卸表の単価が 最終仕入単価であるかを確認。
 →最終月の仕入請求書や単価表で裏付け。
製品や仕掛品の場合、人件費の配賦が「時給」だけで計算されていないか要注意。
 →法人負担の社会保険料・退職金掛金・間接経費が考慮されていないケースあり。
4. 数量の検討
棚卸表と棚卸原票を突合(サンプル抽出で可)。
最終月の仕入・外注費の請求書から大口取引を拾い、棚卸し計上 or 売上計上の確認。
税込経理法人の場合、単価に消費税が含まれていないかも要チェック。
5. 電子データの検証


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