彼氏に既読無視されるのはなぜ?追いLINEしたくなる時の男性心理を公認心理師が解説します

彼氏に既読無視されるのはなぜ?追いLINEしたくなる時の男性心理を公認心理師が解説します

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夜、ベッドの中でスマホを開く。彼とのトーク画面には、既読がついたまま返ってこない自分のメッセージ。

「私、何か悪いこと言ったかな。。。」

何度読み返しても、思い当たることがない。それなのに返事だけが来ない。もう一通送りたくなって、打ちかけて、消して。そんな夜を過ごしていませんか。

彼の既読無視は、あなたが思っているような意味ではないことが多いのです。

公認心理師として1,000件以上のご相談をお受けしてきた経験から、既読無視の裏側にある男性心理を解説していきますね。

彼氏が既読無視をする本当の理由

女性からすると、既読をつけたのに返さないというのは「無視」であり、拒絶のサインに感じられます。読んだなら一言返せばいいのに、と。

でも男性の心の中では、少し違うことが起きています。

多くの男性は、子どもの頃から「男の子は泣かない」「弱音を吐くな」というメッセージの中で育ちます。心理学の研究では、男性は感情を感じていないのではなく、感情を見せないよう訓練されている、ということが分かっています。

その結果、男性は悩みごとやストレスを抱えたとき、誰かに話すのではなく、黙って独りで処理するモードに入ります。仕事のトラブル、疲れ、考えなければいけないこと。心に何かを抱えた男性は、口数が減り、連絡が減り、返信が後回しになります。

つまり既読無視の多くは「冷めた」のサインではなく、「今、考え中・処理中」のサインなのです。

あなたへの気持ちが変わったのではなく、あなたに見せていない場所で、彼の心が手一杯になっている。そういうことが、実はとても多いんですよ。

返信がないのは、心が自動でブレーキを踏んでいるから

もう1つ、知っておいてほしい心の仕組みがあります。

男性の中には、相手との距離が近づくほど、かえって返信が遅くなる人がいます。付き合う前はまめに返してくれたのに、関係が深まってから既読無視が増えた。そんなケースはこちらのパターンかもしれません。

こういう人の心の中では、親密になりそうになると、自動でブレーキが踏まれます。本人が意地悪をしているのではなく、心が勝手にそうしてしまうのです。

これは、彼が子どもの頃に身につけた、自分を守るためのクセです。甘えても受けとめてもらえなかった、頼ったら逆に傷ついた。そんな経験を重ねた子どもは、「はじめから近づかなければ傷つかない」という守り方を覚えます。その守り方が、大人になった今も、あなたとのLINEの中で作動している。

だからここで、はっきりお伝えしておきますね。

彼が返信をくれないのは、あなたに魅力がないからではありません。あなたの何かが足りないからでもありません。その守り方は、あなたと付き合うよりずっと昔に、彼の中で出来上がっていたものです。あなたのせいで彼が黙るようになったわけではないのです。

もう1つ、日本の男性に特有の事情もあります。日本人の男性には「言わなくても察してほしい」という気持ちと、「自分からは言えない」という気持ちが同居している人が多いことが、研究でも指摘されています。返信がないとき、彼の中では「今は放っておいてほしい。でもそれを説明するのも面倒だし、言えない」ということが起きていたりします。

追いLINEすると、彼はもっと黙る

返事が来ないと、不安になりますよね。「どうしたの?」「怒ってる?」「何かあった?」と、続けて送りたくなる。

その気持ちは、おかしいことではありません。追いLINEしたくなるのは、それだけ彼のことを大切に思っている証拠です。

ただ、心の仕組みとして知っておいてほしいことがあります。

追いかけるほど、彼のブレーキは強く踏まれます。彼が黙るほど、あなたは不安になってもっと送りたくなる。すると彼はさらに黙る。心理学の研究でも、この「追う→逃げる」の悪循環は、2人の関係の満足度を下げていくことが分かっています。

ここで大事なのは、これはあなたが悪いのでも、彼が悪いのでもない、ということです。2人とも、それぞれの心のクセに動かされて、この循環に入ってしまっているだけ。どちらかを責めても、出口は見つかりません。

既読無視されたとき、あなたにできること

では、返信が来ない夜、どうすればいいのでしょうか。彼を変える方法ではなく、あなた自身の心を守る方法をお伝えします。

まず、返信を待つ時間の意味を変えてみてください。「無視されている時間」ではなく「彼が独りで処理している時間」。同じ沈黙でも、意味が変わると苦しさが変わります。

次に、不安が湧き上がってきたら、その不安を消そうとせず、「私はいま、嫌われたかもと怖れているんだな」と受けとめてあげてください。不安は、抑え込もうとすると反発してより強く出やすいものです。認めてあげることで、少しずつ落ち着いていきます。

そして、彼からの連絡の有無で一日の気分が決まってしまっているなと気づいたら、それは心の中心が彼に置かれているサインです。そういうときは、自分の好きなことに時間を使ってみてください。彼を待つ時間を、自分のための時間に変えていく。心の中心が少しずつ自分に戻ってくると、不思議なことに、返信を待つ間のあの不安も和らいでいきます。

最後に、希望のあるお話を。人の心のクセは、一生変わらないものではありません。安心できる関係の中で、心のブレーキは少しずつゆるんでいけることが研究でも分かってきています。彼のブレーキも、あなたの不安も、この先ずっと同じ強さのままとは限らないのです。あせらなくて大丈夫。あなたのペースで進んでいきましょう。

個別のご相談について

「うちの場合はどうなんだろう」「返信が来ないまま、もう何日も経っている」。そんなときは、ひとりで抱え込まず、ぜひ個別のご相談をご利用ください。

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