土曜の夜、23時20分。
電気を消したベッドの中で、見てはいけないアカウントを開いています。
彼の奥さんの投稿です。
家族で出かけた写真。
手料理の皿。
「いつもありがとう」という、短い言葉。
そこに写っているのは、私が一度も立ち入れない日常でした。
スクロールするたびに、胸の奥が削られていく。
それでも指が止まらない。
「私は、この人には絶対に勝てない」
「じゃあ、私は彼にとって何なんだろう」
そんな夜を半年続けておられた女性(Mさん・40代前半)のお話をさせてください。
比べるほどに、自分の輪郭が消えていく
ご相談にお越しになったとき、Mさんは少し恥ずかしそうにこうおっしゃいました。
「自分でも、やめたほうがいいと分かっているんです」
彼とは二年目。
会えるのは月に二、三回で、彼は家庭の話をほとんどしません。
だからこそ、Mさんは見えない部分を自分で埋めようとしておられました。
奥さんの投稿から、彼の休日を想像する。
写真の背景から、どんな家に住んでいるのかを読み取る。
「知れば知るほど苦しいのに、知らないともっと不安で」
霊視でMさんを拝見しますと、Mさんの気が、ご自身の身体から離れて外へ外へと伸びておりました。
他者の生活を追い続けると、気はそちらへ流れ出し、ご自身の内側が空になってまいります。
私は静かに目を閉じ、白龍神様をこの身に降ろし、Mさんの流れとおふたりの縁を霊視いたしました。
白龍神様が告げられた「隣の庭を数えても、己の種は育たぬ」
白龍神様がお示しになったのは、垣根越しに隣の庭を覗き込む一人の女性の姿でした。
隣の庭は手入れが行き届き、花が咲いております。
その方の足元にも種が蒔かれているのですが、水を与えられないまま、芽が出ずにおりました。
「隣の庭を数えても、己の種は育たぬ」
白龍神様は、そのように告げられました。
そして、もう一つお示しになったことがございます。
彼にとってMさんとの時間は、家庭とは別の場所にある「素の自分でいられる時間」でした。
比べる対象ではなく、役割がまったく違っていたのです。
けれどMさんが奥さんと自分を同じ土俵に乗せてしまうと、会っているあいだも心ここにあらずとなり、その「素でいられる時間」そのものが失われてまいります。
「Mさん、まずは見るのをおやめなさい。勝ち負けの土俵から降りることが、あなたを守ります」
私はそうお伝えし、見たくなったときの対処と、Mさんの気が戻りやすい過ごし方をお渡しいたしました。
アカウントを消した夜と、その後に訪れた変化
Mさんが選ばれたのは、奥さんのアカウントを閲覧できないようにすることでした。
見ない、ではなく、見られない状態を作る。
意志の力に頼らない方法です。
最初の一週間は、手持ち無沙汰で落ち着かなかったそうです。
けれど二週間を過ぎた頃から、夜の時間が静かになっていきました。
空いた時間で、以前通っていたヨガを再開されます。
変化は、彼のほうに先に現れました。
『なんか最近、落ち着いたね。前より一緒にいて楽だ』
責める言葉を飲み込む回数が減り、会う時間そのものが穏やかになっていったそうです。
『今でも関係は変わっていません。でも、自分を削らずに済むようになりました』
後日いただいたご報告には、そう綴られておりました。
見えない部分を埋めようとするほど、苦しさは増していきます
家庭のある方との関係では、どうしても見えない時間が生まれます。
その空白を想像や他人の投稿で埋めようとすると、不安は際限なく広がってまいります。
霊視でまいりますと、苦しさの原因は関係そのものより、「比べる習慣」にあることが少なくありません。
比べる土俵から降りることで、同じ関係でも心の消耗は変わりやすくなってまいります。
「彼にとって、私がどのような存在なのかを知りたい」
「この関係が、これからどこへ向かうのかを確かめたい」
「比べてしまう苦しさから、抜け出したい」
今夜もまた、見なくてよい画面を開いてしまったあなたへ。
誰にも言えないその苦しさを、私に預けてみませんか。
龍神霊視によって彼の本心とおふたりの縁の形を紐解き、あなたが静けさを取り戻せるところまでお導きいたします。
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