月曜の朝、6時。
まだ薄暗い台所で、夫のお弁当を詰めています。
卵焼きを切り分けながら、ポケットの中のスマホが一度だけ震えました。
画面を見なくても、誰からなのかは分かっています。
「おはよう。今日も頑張ろうね」
その一行に、ふっと頬がゆるむ。
そして次の瞬間、寝室から聞こえる夫の寝息に、胸がぎゅっと締め付けられる。
「夫を嫌いになったわけじゃない」
「でも、あの人を想う気持ちも、嘘じゃない」
誰にも言えない二つの気持ちのあいだで、毎朝揺れ続ける。
そんな日々を過ごしておられた女性(Cさん・40代後半)のお話をさせてください。
「どちらかを選ばなければいけないのに、選べない」と泣かれた日
ご相談にお越しになったとき、Cさんは最初の数分間、ほとんど言葉になりませんでした。
結婚して二十年あまり。
子どもたちも手を離れ、夫とは穏やかに暮らしている。
そんなときに、趣味の集まりで出会った同じく既婚の男性と、少しずつ心を通わせるようになったそうです。
「夫を裏切っている自分が許せないんです」
「でも、あの人と話しているときだけ、自分が生きている気がして」
霊視でCさんを拝見しますと、お身体の中心に、深く冷たい空洞のようなものが視えました。
それは彼と出会ってから生まれたものではなく、もっと前、長い年月をかけて少しずつ広がってきたものでした。
私は静かに目を閉じ、白龍神様をこの身に降ろし、Cさんの魂が本当に求めているものを霊視いたしました。
白龍神様が告げられた「その渇きは、恋よりも前からあった」
白龍神様がお示しになったのは、長いあいだ水を与えられずにいた、一本の木でした。
家族のために枝を伸ばし、実をつけ、日陰をつくり続けてきた木。
けれど、その根元に水を注ぐ者は、誰もおりませんでした。
「この者の渇きは、恋よりも前からあった。恋は、その渇きに気づかせただけだ」
白龍神様は、そのように告げられました。
Cさんが彼に惹かれた本当の理由は、彼が「妻でも母でもない、一人の女性としてのCさん」を見てくれたことにありました。
長く誰にも注がれなかった場所に、初めて水が注がれた。
だからこそ、その想いはこれほどまでに強く感じられていたのです。
「Cさん、今すぐどちらかを選ぶ必要はございません。まずは、あなたご自身が何に渇いていたのかを知ることから始めましょう」
私はそうお伝えし、お相手の男性の本心と、ご主人との縁の今の状態、そしてCさんご自身の心が落ち着きやすくなる整え方を、具体的にお渡しいたしました。
「初めて、自分の気持ちを言葉にできました」
鑑定のあと、Cさんは「罪悪感でいっぱいだった頭の中が、少し静かになりました」とおっしゃいました。
自分を責めることをいったん脇に置き、自分が本当に欲しかったものは何だったのかを、ノートに書き出してみたそうです。
「名前で呼ばれたい」
「話をちゃんと聞いてほしい」
「きれいだね、と言われたい」
書き終えたとき、Cさんは涙が止まらなかったとおっしゃいます。
それから数か月、Cさんは焦って結論を出すことはせず、ご自身の気持ちが揺れにくい時間の過ごし方を少しずつ整えていかれました。
先日いただいたご報告には、こう綴られておりました。
『まだ答えは出ていません。でも、自分が何を求めていたのか分かったことで、誰かを責めたり、自分を責めたりする日が減りました』
答えを急ぐ前に、ご自身の本心を知ることが大切です
家庭がありながら別の方を想ってしまったとき、多くの方は「早く答えを出さなければ」と、ご自身を追い詰めてしまいます。
けれど、心が大きく揺れているときに出した答えは、あとから自分を苦しめることも少なくありません。
霊視でまいりますと、こうした想いの奥には、長いあいだ満たされなかった願いが隠れていることが多くございます。
その願いの正体を知ることで、どの道を選ぶにしても、ご自身が納得できる選択に近づきやすくなってまいります。
「お相手の方が、私をどう想っているのかを知りたい」
「夫との縁が、今どのような状態にあるのかを知りたい」
「この先、自分がどうしたいのかを見極めたい」
誰にも言えない二つの想いのあいだで、今朝も揺れているあなたへ。
決して責めることはいたしません。
その重さを、私に預けてみませんか。
龍神霊視によって、お二人の方との縁と、あなたの魂が本当に求めているものを紐解き、ご自身の答えを選べるところまでお導きいたします。
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