【開発録】LINE多言語予約・CRMシステムの構築と、AIを活用した市場リサーチの進め方

【開発録】LINE多言語予約・CRMシステムの構築と、AIを活用した市場リサーチの進め方

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IT・テクノロジー
クリニック向けに、LINEを中心とした多言語予約・CRMシステムを構築しています。

単なる予約Botではなく、
問い合わせ対応 → 事前問診 → 予約管理 → オンライン診療導線 → 決済 → 診療後フォロー → CRM管理
までを、できるだけスムーズに連携させることを目指しています。

特に、外国人患者対応や自由診療の現場では、電話・LINE・メール・予約表・問診票・決済・発送連絡などがバラバラになりやすく、受付スタッフや看護師の負担が大きくなります。

今回の開発では、そうした分散した業務をLINEを起点に整理し、現場で使いやすい形に落とし込むことを重視しました。


実装している主な機能

多言語AI自動応答
日本語・英語・中国語など、複数言語での問い合わせに対応。
診療時間、アクセス、料金、予約方法、注意事項などを自動案内し、必要に応じて人の対応へ切り替えます。

予約スケジュール管理
診療枠の重複を防ぎながら、Googleカレンダー等と連携。
予約完了後の通知やリマインドも自動化できます。

オンライン診療導線
予約後、患者側・医師側それぞれに必要な案内を送信。
ビデオ診療への入室リンク、事前確認、診療後のフォローまで一連の流れを設計しています。

オンライン注文・決済・CRM連携
患者情報、予約履歴、決済情報、対応履歴を紐づけ、継続的なフォローができるようにします。

発送・追跡通知の自動化
医療機関の運用に応じて、商品・書類・関連発送物の追跡番号をLINEで自動通知。
患者側の「今どこまで進んでいるか分からない」という不安を減らします。

LINE Push通知 / Flex Message
予約完了通知、前日リマインド、診療前案内、診療後フォローなどを、見やすいカード形式で配信します。

同意書・確認事項のオンライン取得
治療前の説明事項、同意書、確認チェックなどをオンラインで完結できるようにし、医療機関側の記録管理にもつなげます。

医療システムで大事なのは「機能の多さ」ではなく「現場で迷わないこと」

開発していて強く感じるのは、医療現場向けのシステムは、ただ多機能にすれば良いわけではないということです。

受付スタッフが迷わない。
医師が診療中に使いやすい。
患者が説明なしでも進める。
必要な記録が残る。
通知漏れが起きにくい。

このあたりを丁寧に設計しないと、どれだけ機能があっても現場では使われません。

特にLINEを使う場合は、患者にとっては非常に使いやすい一方で、裏側の予約管理・問診管理・CRM・決済・通知設計をきちんと組まないと、逆にスタッフ側の負担が増えてしまいます。

AIを活用した市場リサーチの方法

今回の開発では、AIを使った市場リサーチも積極的に取り入れています。

システム開発や医療DX関連の情報を調べていると、Meta広告などで他社の予約システム、CRM、LINE連携サービス、医療SaaSの広告が自然と表示されるようになります。

以前はただ流し見していた広告ですが、今はこれを市場のニーズを知るための公開情報として活用しています。

具体的には、次のような流れです。

1. 他社サービスの広告やLPで、訴求されている機能・画面・導線を確認する
2. スクリーンショットや公開情報をもとに、AIでUI/UXや業務フローを分析する
3. 「この機能は何の課題を解決しているのか」「裏側にどのようなデータ構造やAPI連携が必要か」を分解する
4. そのまま真似るのではなく、自社の対象顧客や医療現場の運用に合わせて再設計する
5. LINE Bot、n8n、Supabase、Google Calendar、決済、通知機能などに落とし込んで実装・検証する

これは単なる模倣ではなく、公開されている市場情報をもとに、
「なぜその機能が必要とされているのか」
「どの業務負担を減らしているのか」
「自社の顧客にはどう応用できるのか」
を考える作業です。

AIを使うことで、従来は時間がかかっていた
市場調査 → 要件整理 → UI/UX設計 → ワークフロー設計 → 実装
のサイクルをかなり高速化できます。

今後の方向性

LINE予約、オンライン診療導線、多言語AI対応、CRM、自動通知、決済を組み合わせることで、クリニックの運用はかなりシンプルにできます。

特に、外国人患者対応や自由診療では、患者とのコミュニケーション量が多くなりやすいため、LINEを起点にした自動化は相性が良いと感じています。

一方で、医療領域では便利さだけを追求するわけにはいきません。
同意取得、診療記録、個人情報管理、医療広告、薬機法、院内運用ルールなどにも配慮しながら、現場で無理なく使えるシステムにしていく必要があります。

これからも、医療機関向けのLINE Bot、予約管理、オンライン診療導線、CRM連携、多言語対応の開発を進めていきます。

医療現場の複雑な業務を、少しでもシンプルに。
そのための仕組みを、実装ベースで作っていきたいと思います。
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