皆さんいつもありがとうございます。本日もどうぞ宜しくお願い致します。
呼吸で体中が満たされた感覚を体験するには、またまた繰り返しとはなりますが、このブログの初期の頃からセルフケアの記事、そしてパートナーへの呼吸の補助に関しての記述辺りまでをお好みで実践して頂くのがお勧めです。
そうして得た感覚をひたすらに味わい続ける、もしくは日常の習慣のようにすると、エネルギーが自身の体の範囲だけに収まり切らない感覚へ成長・発展していくのが分かります。
その鍵となるのが昨日お伝えした仙骨や仙腸関節という訳です。
第一パターンの呼吸では、その活動が深く活発になる程この関節部分の柔軟性が活かされて、吸気時には仙骨と二つの腸骨は放射状に後部に広がるような方向性を示して動きます。その事実を、掌で確認、味わってもらった回がありました。
そしてその呼吸が促進しエネルギーが益々高まって来ると、最早その仙腸関節の柔軟性や地味な可動範囲と、身体各方面の末端への拡散だけでは収まらず、寧ろ窮屈な感じ、パッツンパッツンに膨らんだ感じにまで成長して行きます。
一人でただ呼吸の充実感を味わったり、心身のメンテナンスが目的であれば、その時点で一旦集中を解いてあげればその膨張感は次第に収束して行きます。
しかし、体はもう一つの方法、その、パッツンパッツンに充填されたエネルギーを解放する方法のことですが、それを提案して来ることがあります。
そのもう一つの方法・提案とは、そのエネルギーを自分の充実感や補修に充てることを超越して、自分以外の何かに働き掛けること、役立てることです。
それが、呼吸のパターンを真逆にすること、第一パターンの呼吸から第二パターンの呼吸に変容させること、第一パターンの呼吸を成り立たせていた姿勢を、やめてしまうことへと繋がって行きます。
成り立たせていた姿勢をやめてしまうこととは、骨盤の力すら抜いてしまうこと、座った姿勢や立った姿勢を一旦放棄すること、となります。
仙腸関節の柔軟性を中心に、体の隅々にまで拡散させていた活発な吸気時のストレスに対しては、吸気のタイミングで姿勢維持を放棄、即ち骨盤が後傾することで段違いの解決・解放感を生み出すばかりか、更なる新しい吸気スペースの発現を促し、その感覚はまるで、体内に予備タンクが出現したかの如くに多量の空気の流入をも促すのです。
そう、骨盤がしっかりと立ったままの状態か、ほんの少し後ろへ倒すか、の違いです。
昨日までに幾つか例を挙げた対外的なシーンに於いて、強いインパクトが必要なシチュエーションであればあるほど体ははっきりとこの傾向を打ち出そうとする、ということになります。
肝心な時には力を抜くとは、骨盤が脱力して後傾する、ということなのです。
先程、一旦姿勢維持を放棄する、と書きましたが、ここからの続きを明日の主題とさせてください。
実は、もしこのような呼吸の変容をモデルとして意識的に体験するとしたならば、自意識の仕事は、" 一旦 " では無くて、もう永久に姿勢維持を放棄する覚悟を持つこと、となります。
それは、実際には転倒する恐怖心を伴って実行不可能に近いミッションとも言えるのですが、しかしそのような感覚に近い脱力が実現すればする程に立ち現れて来る、自意識とは全く別のエネルギーが姿勢を再構築し、実際の姿勢は直ちに刷新されることとなり、結果的に姿勢の放棄は " 永久に " ではなく " 一旦 " で済むこととなります。
つづく