思い出「燃える雪 1」

記事
小説

【大雪の日】


7歳の小学1年生の時
大晦日に大雪が降った。

その雪は
前日の夕方から降り始めて
次の日の朝まで降っていた。

そのせいで雪の深さが
俺の膝くらいまで積もってしまう。

俺は
朝起きて雪が積もっている事が嬉しくなり
朝食を済ませたら速攻外に出て行った。

そしてやる事は
やっぱり雪だるま作り。

とりあえず
膝まで積もった雪の中
必死に公園に向かった。
((o(*´∀`*)o))わくわく♪

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【重い雪】


公園に到着したら
何故かもう既にみんな雪だるま作りをしている。

この時まだ朝9時頃だったけど
皆の早起きっぷりに感心した。

そして俺も
早速雪だるまを作る為
公園の開いている場所に向かって行った。

しかし
そこで雪だるま作りを始めたけど
雪が重たくて転がせない。

(*>д<*)ムリー!
一生懸命転がしても
全然転がす事が出来ず
小さい雪だるまを作るのがやっとだった。

でも
周りを見てみると
同級生の子達も雪だるまを作れてない。

そんな中
雪だるまを作れていたのは
上級生の子3人組のみだけだった。

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【雪合戦】


上級生達が
大きな雪だるまを作っているのを見て
我々下級生達は
凄くうらやましく感じた。

そして我々下級生達は
その上級生が作った雪だるまの所に集まり
みんなで感動していた。
∑└(*゚ロ゚*)┘スゴイ!

そんな我々下級生を見た上級生達は
「みんな集まってきたから
雪合戦でもしようか(^ー^* )♪」
そう提案してくれた!

我々下級生達は
その言葉に喜び
みんな凄く楽しい気分になる。
ヾ(*´∀`*)ノヾ(*´∀`*)ノヾ(*´∀`*)ノ

そして早速
上級生達がチーム分けをしてくれた。

チームは
この公園に1年生と2年生しかいなかったので
きっちり1年生と2年生を均等に分けてくれた。

そして
楽しい楽しい雪合戦が始まった。

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【柔らか雪玉】


雪合戦が始まり
みんなの手で握った雪玉が
大量に降ってくる。

この雪合戦には
ルールが特に無く
とにかく雪玉を当てまくるルールだった。

我々は
まだそんなに力が無くて
硬い雪玉が作れず当たっても痛くない。

俺は
そんな雪玉を男子にだけ向けて投げていた。

しかしそんな中
本気で痛がっている2年生の男子を発見。

よく見ると
雪玉を当てられて痛がってるみたいだ。
イテー!(゚ロ゚ノ)ノ

俺は
そんな硬い雪玉を作れるなんて
凄い子もいるんだなと
その方向を見ていた。

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【鳩の巣の女子】


このとき俺は
雪玉を当てられて痛がっている2年生は
どこかで見た事ある子だと気が付く。

「そうだ!確か以前鳩の巣を壊して
一緒にいた女子に
ボコボコにされてた男の子だ!」
∑(゚Д゚)ぁ!

この男の子は
前に木から鳩の巣を取って
女子にプレゼントした。

でも
その鳩の巣に手をひっかけて壊してしまい
プレゼントした女子に
ボコボコに殴られた男子だった。

そして
その男子に強烈な雪玉を投げているのが
あの時男子をボコボコにした女子だった。

この女子を発見してしまい俺は
「まずい!あの時の化け物だ!((*゚д゚*))ッ」

そう感じて恐怖した。
しかし痛がっている男子も
頑張って雪玉を作り
必死に応戦している。

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【本気女子】


俺は
あの時の女子に恐怖で体が硬直してたが
しばらく見ていた。

そしたら
女子が作った雪玉の方が固いせいか
男子が相当痛がっている。

しかもその女子は
明らかに剛速球を投げていた。

ブンガー!(メ゚皿゚)ノ〇
男子も必死の顔をして
女子に雪玉を投げている。

でも
雪玉が柔らかいせいか
女子の方は
全然痛がらない。

そしてその男子は
とうとう完全に投げ負けして
逃げるだけになってしまった。

ギャー!ε=ε=(*ノ>Д<)ノ
そんな状態になり
なんと!
その男子が俺の方に向かって逃げてきた!

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【避難!】


一方的な逃亡状態にさせられた男子が
俺の方に向かって逃げて来た!
このとき俺は
「まずい!」と感じた。

マズイ!ヽ( ゚д゚ )ノ
あのとき俺は
鳩の巣破壊事件の1部始終を見ていて
その事をあの女子に気付かれていた。

そんな事があったから俺は
「このままだと
あの化け物に発見される!」
そう感じて反射的に逃げた!

しかし
雪が膝まで積もってて走るどころか
歩くのも困難。

この状態の中
あの化け物女子が
男子を追いかけて迫ってくる!

しかしその女子が
途中でピタッと止まった。
ピタ!(。・д・。)オヤ?

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【目標発見】


俺は
化け物女子が止まったのを見て
「雪を当てるのを辞めたのかな?」
そう思いホッとした。

しかし化け物女子の視線は
明らかに俺の方を向いていて
完全に俺の事に気が付いている。

おれが「ヤベェ!」と思った瞬間
俺に向かって雪玉を投げてきた!
アノトキノヤツ!(# `益´)ミ〇ミ〇ミ〇

しかも
逃げていた男子にも交互投げている!
その女子は
2人同時攻撃を始めたのだった!

その雪玉が俺に当たり
「これ雪玉じゃなくて氷玉だ!」
そう感じるほど雪玉が固い!

あの化け物女子の雪玉は
男子より握る力が強くて氷玉になり
しかも剛速球で投げてきた!
ブンガー!(メ゚皿゚)ΞΞΞ〇ΞΞ〇

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【必殺技】


俺は
この雪玉を何発も当てられて
「こりゃあの男子も本気で逃げる訳だ」
そう身をもって実感した。

そしてその女子は
とうとう俺の顔より大きい雪玉を作り
我々に投げてきた!

その雪玉が
標的にされている2年生の男子に直撃し
そのままうつ伏せに倒れ雪に埋もれてしまった!
ε=\__○ノヒデブ!!

そしてその男子は
すぐに立ち上がって
「ごめんなさい~ヒィィィ!!ε=ε=(ノ;゚Д゚)ノ」
と謝った。

そしたら今度その女子は
俺の方に視線を移し
目を赤く光らせた!

そしてあっという間に
俺の顔より大きい巨大氷玉を作り上げた!

その巨大氷玉を化け物女子が
両手で俺に向け
思いっきり投げ飛ばしてきた!
オリャ!ヽ(#`д´#)ノΞΞ〇

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【女の子のたしなみ】


化け物女子が作った雪玉は
俺の右側に落下して「ドスン!」と
地面に凄い衝撃が走った!

その衝撃で俺は
腰を抜かしてしまった!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

そして反射的に
「ごめんなさい~ヒィィィ!!ε=ε=(ノ;゚Д゚)ノ」と
謝っていた。

そしたらその女子が
我々2人の情けない半べそ姿を見て
「よし!許す!」と言い処刑が終了した。

この後この女子に
「2人で私の雪玉作ってちょうだい」
そう言われてしまう。

この時2年生の男子に
「逆らったら命はないぞ」
そう言われ断ると言う選択枠が無くなった。

そして我々は
雪玉作り専属召使になり
この女子がまた男子に雪玉を投げ始め
マゾ趣味に付き合う羽目になった。
(*`∀´*)ケケケッ

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