占ってみました 中国共産党・習近平総書記は党大会で再任されて権力固めできるか

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占い
こんにちは、hrperficioです。
今回は秋に予定されている中国共産党の党大会で習近平総書記(国家主席
)が総書記として再選されるかを占っています。
米国の中間選挙など、今後は大きな政治イベントが続きます。
日本でも参院選挙が予定されていますが、習近平総書記は異例となる三選
を狙っており、終身的な立場で党主席の地位も狙っているとも言われます。
さて、習総書記の狙い通りに進むのでしょうか。

写真は占いの結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。

まず結果ですが、悪魔のカードの逆位置です。
悪魔のカードの逆位置は、回復や立ち直り、リセットといった意味があり
ます。
悪いカードではありませんが、どうしてこのようなカードになるかが重要
なポイントとなります。
中国では新型コロナウイルスの感染拡大があり、上海でのロックダウンは
連日報道されています。
また、ウクライナ情勢による欧米からの圧力もあり、思ったように中国独
自のプレゼンスを発揮できていません。
また、インフレや世界的な株の全面安など、為替の影響もあって経済にも
大きな影響があり、国際情勢や新型コロナウイルスが更に追い打ちをかけ
ています。
こうした中で、習体制は反習派の攻勢も受けており、先日の李克強首相の
退任演説でも統制に向かう習体制と、経済優先・解放を主張する反習派の
溝も深まっています。
こうした中で秋の党大会までにこれらの問題を片付け、体制固めをした上
で臨みたい習近平総書記にとっては状況は好転していくことを意味してい
ます。
逆風も吹く中で、状況の好転により大きく足をすくわれるようなことはな
く、安定した形で政権固めを行うことができる、そんな状態を暗示してい
ます。

次に環境条件ですが、吊るされた男のカードの逆位置です。
吊るされた男のカードの逆位置は、徒労や瘦せ我慢、自業自得や自暴自棄
、欲望に負ける、限界といった意味があります。
再選に向けての障害となる要素は少なくなりますが、ここで重要なのはど
うやってバランスを取るかにあります。
習総書記は党主導の体制化、更には統制経済による経済リスクの回避、更
に共産主義教育の再構築による本来の中国の共産主義体制を目指し、国際
的な立場として欧米との対立構造も想定しています。
これらの方向に全て反対しているのが李克強氏を中心とした改革・解放派
と呼ばれる人たちです。
党長老にはこうした改革・解放派が多く、軍事産業も含めた利権を強く持
っています。
こうした動きを習総書記は忌々しく感じており、機会ある毎に汚職などの
罪で表舞台からの排除を行ってきました。
これによって強い中国経済にも綻びが生じ始めており、一路一帯の進展遅
れや支援国への経済支援ダウンなども目立っています。
人民解放軍の強化も行っていますが、兵器コスト上昇だけでなく、人件費
の上昇や兵士の確保にもリスクがあり、高齢化による福祉コストの増加も
経済面で大きな影を落とし始めています。
そんな中でロシアが始めたウクライナ侵攻は中国にとって、非常に大きな
影響を与えてしまいました。
弱いロシアの経済を抱え込む形になる一方で、関りたくないのが本音の中
国にとって欧米対抗のためには一定のロシア援助もせざるを得ない、そん
な葛藤に置かれてしまいました。
習体制が目指す方向がことごとく悪い方向に進んでおり、限界が見えてき
た状況です。
こうした中で何らかの方向転換を図り、毛沢東路線のような権威的な政治
を一旦脇に置き、改革・開放的な欧米への融和策を取れるかどうかも大き
なカギとなります。
今後は中国にとっては大きな試金石となる機会が都度都度訪れます。
台湾総統選挙や欧米の選挙などもあり、習近平総書記が自身の政治意志を
貫けばこれらの結果は自身や中国にとって更に悪い結果をもたらします。
これは日本の選挙でも同様で、中国の出方によっては左右双方から対中強
硬論が生じることもあります。
こうしたことで自業自得となることもあり得ることを暗示しています。

今のところは習体制強化は間違いなく実現します。
しかし、その後は中国にも想定外の環境が待っているのではないかと考え
ます。
悪い方向に行けば、最悪の結果を迎えるリスクもあります。
中国にとっても今後の重要なマイルストーンとなる党大会となるでしょう。
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