トイレの窓は有り?無し?設置のメリットとデメリットについて

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トイレに窓を設置するかどうかは、地味に悩む項目の一つだと思います。
最近では当方サービスやSNSでも非常に悩まれている方が多い印象です。
今回、トイレに窓を設置するか?設置しないか?メリットとデメリットを元に説明致します。窓設計の参考として下さい。

【トイレに窓を設置するメリット】
1. 自然光と通風
トイレに窓を設置することで、自然光が導入され、例え小さい窓でも明るく開放的な雰囲気を作り出すことができます。トイレの空間は1畳のスペースが多い為、閉塞感を減らしたいならば窓がお勧めです。また、窓から新鮮な空気を取り入れ、換気を助けることができます。特にトイレ内の臭いを早く排除するのに役立ちます。
2. プライバシー
適切に配置された窓は、トイレ内のプライバシーを保ちつつ、外部からの視線を遮ります。例えば、トイレ空間の上部に横長窓で配置すれば、プライバシー性を確保しつつ明るさ確保可能です。フロストガラスやブラインドを使用すれば、透明度を調整でき、プライバシーを確保できます。
3. 景色 
こちらはレアケースですが、よい景色が見える場所にトイレを配置する場合、窓から景色を楽しむことができます。※別荘地など。このような環境では、トイレの時間がよりリラックスしたものになるかもしれません。

【トイレに窓を設置するデメリット】
1. プライバシーの懸念
窓があると、外部からの視線や気になる方は無い方が良いです。特に住宅が密集した地域に位置する場合、他の住宅や通行人からの視線を遮る必要があります。トイレに人がいるという存在のアピールにもなってしまいます。特にトイレの窓ガラスは一般的に型ガラスを選択するのが標準的です。しかし、型ガラスは意外と透けるので注意です!コストUPにはなりますが、フロストガラスなどをご選択頂くとより透けにくいです。
2. セキュリティ
窓は家のセキュリティに影響を与える可能性があります。トイレ窓は通常、人通りの少ない面に配置されるケースが多く、外部からの侵入に入口となるケースが多いです。※玄関ドアの防犯性を気にされる方多いですが、現在の玄関ドアは非常に防犯性が高い為、戸建ての場合侵入の経路とされるケースは少ないです。
3.清掃性
窓が有るという事は当然定期的なお掃除が必要です。
4.断熱性
トイレ空間は北面など直射日光が当たりにくい面に設置されるケースが多いです。その為、冬場の冷気の原因となります。全館空調を選択されるか?トイレ窓に内窓を設置するか?高断熱のトリプルガラスのサッシにするか対策実施されることをお勧めします。

最終的に、トイレに窓を設置するかどうかは、メリットとデメリット両方ございますので、どちらがお勧めというよりもどの項目を優先したいのか取捨選択下さい!プライバシー、明るさ、換気、景色、防犯性など、さまざまな要因を検討し、最適な決定を下すことが大切です。最終的には建築会社や設計者さんと打合せし確定してください。何となくで窓を配置すると後悔してしまいます!後悔する前に当方に相談を。

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