透析

記事
コラム
私は透析の患者様にほとんど毎日接しています。
日本では、糖尿病→糖尿病性腎症→(腹膜透析→)血液透析
という流れで透析をしている患者さんが多いです。
今回は血液透析をされている方の食事を紹介します。


①水分、塩分
水分はなるべく少なく。
塩分は1日6g未満です。
日本人は1日12gくらい塩分を摂っています。
いきなりその半分となると、かなり食事の味が薄くなってしまいます。


②エネルギー
標準体重×25〜30です。
※標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22(kg/㎡)
エネルギーは健常な人とほぼ変わりません。
透析をする前に、肥満や糖尿病などがあり、
エネルギーを摂り過ぎていた方は制限が必要です。


③たんぱく質
標準体重×1.2です。
特に制限する必要はありません。


おまけ
透析をしていると、食事、特に水分には大きく制限がかかります。
糖尿病が原因で透析になった方の多くは、甘い物をよく食べ、お酒をよく飲んでいました。
お菓子、サイダー、コーラ、ビールなど。
うまく調節するのは難しい方、得意な方といろいろいます。
少しでも困ったら、管理栄養士に相談してみてください。
栄養指導は嫌いという方も、食事の成分を聞いたり、最近はまっているお菓子の話をしたり、
少しでも管理栄養士を身近に感じてみてはいかがでしょうか。
必ず、助けになってくれるはずです。
甘いものの誘惑に勝つために、それを買わない、隠す方法や
甘いものを見ても他のことを考えて気を紛らわす方法など、いくつか方法があります。
もちろん、練習が必要です。
透析患者さんがグループを作って勉強会を開いているところもあります。
食事管理の方法がうまくいくコツは、また後日、解説します。
明日も良いことがありますように。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す