「せっかく休んでいるのに、全然休んだ気がしない」
そんなことはありませんか?
仕事が終わって、ようやく自分の時間になった。
温かい飲み物を飲んだり、好きな動画を見たり、ソファでゆっくりしたり。
本当なら、ほっとできる時間のはずです。
それなのに頭の中では、
「明日の仕事、大丈夫かな」
「あれもやっておかないと」
「こんなことしている場合じゃない」
「もっと有意義に時間を使わないと」
そんな言葉が次々と浮かんでくる。
体は止まっているのに、頭の中だけずっと働いているんですよね。
僕は、こういう状態の人に必要なのは、もっと上手な休み方を覚えることだけではないと思っています。
もしかするとその前に、
**「何もしない自分を許せるか」**
ということが関係しているのかもしれません。
真面目な人や、普段から周りのことをよく考えている人ほど、
「時間があるなら何かしなきゃ」
「もっと頑張れるはず」
「休んでいる自分はサボっている」
そんな気持ちが出てくることがあります。
そうすると、休憩時間まで「頑張る時間」になってしまいます。
そして、もう一つ気をつけたいのが、未来のことです。
せっかく楽しい時間を過ごしているのに、
「これが終わったら、また仕事か……」
旅行を楽しんでいるのに、
「帰ったら、あれをしないと……」
大切な人と過ごしているのに、
「この先どうなるんだろう……」
と考えてしまう。
未来のことを考えること自体が悪いわけではありません。
でも、未来を心配することに「今」を使い続けてしまうと、目の前にある幸せを受け取る時間が少なくなってしまいます。
なので、ときどき自分に聞いてみてほしいんです。
**「これは、今考えないといけないことかな?」**
もし今じゃなくてもいいなら、
「それはあとで考えよう」
と、一度横に置いてみてもいいと思います。
今はコーヒーを飲む時間。
今はお風呂に入る時間。
今は好きな人と話す時間。
今は何もしない時間。
それでいいんです。
頑張る勇気だけではなく、
**やらない勇気。
考えない勇気。
今を楽しむ勇気。**
そんな勇気も、みなさんには持っていてほしいなと思います。
そして、もし、
「休みたいのに休めない」
「何もしないと罪悪感が出てくる」
「いつも何かに追われている感じがする」
という状態が続いているなら、一人で答えを出そうとしなくてもいいと思います。
こういう気持ちは、誰かに話しているうちに、
「あ、自分は休むことが怖かったんだ」
「頑張っていないと価値がないと思っていたのかもしれない」
「本当はずっと疲れていたんだな」
と、自分でも気づいていなかった気持ちが見えてくることがあります。
すぐに解決しなくてもいいんです。
きれいに説明できなくてもいい。
「なんとなく疲れた」
「なんか苦しい」
「理由はわからないけど、ずっと焦っている」
そんなところからでも、自分の気持ちを言葉にしていくことはできます。
誰かに話すというのは、正しい答えを教えてもらうためだけではなく、**自分の中にある気持ちを、自分自身が知るための時間**でもあると僕は思っています。
もし今、ほっとできる時間があるなら、
「この時間くらい、何もしなくてもいいよ」
と自分に言ってあげてください。
明日のことは、明日の自分と一緒に考えればいい。
今この瞬間くらいは、今の自分のために使ってあげてもいいと思います。
幸せな時間を、未来への不安や「やらなきゃ」に全部渡してしまわないでくださいね。
今日どこかで少しでも、
「ああ、今ちょっと幸せだな」
と思える時間がありますように。