みなさん、今の体調は100点満点で何点くらいでしょうか?
80点くらい。
60点くらい。
もしかしたら、
「今日は30点くらいしかないかも……」
という人もいるかもしれません。
ここで大切なのは、点数が高いか低いかではありません。
30点だからダメ。
80点だから大丈夫。
そんなふうに自分を評価するために点数をつけるわけではないんです。
僕が大切だと思っているのは、
「今の自分は、どんな状態なんだろう?」
と、一度立ち止まって確認することです。
そして、もう一つ。
体調に点数をつけたら、
「この点数で、今日の予定は大丈夫かな?」
と考えてみてほしいんです。
例えば、今日の体調が30点だったとします。
その状態で仕事に行けそうでしょうか。
誰かと会えそうでしょうか。
買い物に行けそうでしょうか。
予定していたイベントに参加できそうでしょうか。
僕自身、以前はこういう確認をほとんどしていませんでした。
福祉の仕事を長くしてきましたが、体調が悪くても、
「仕事なんだから行かなきゃ」
「周りに迷惑をかけたらいけない」
「これくらいで休んじゃダメ」
そんなふうに考えていました。
自分の状態を確認するより先に、予定を守ることを考えていたんです。
でも僕は、これまで適応障害を経験し、仕事を休んだことがあります。
その経験から感じているのは、
「頑張ることが悪い」のではなく、
**今の自分がどんな状態なのかを知らないまま、頑張り続けることが苦しさにつながることがある**
ということです。
例えば、30点の日に100点の日と同じことをしようとしたら、やっぱりしんどいですよね。
でも僕たちは、なぜか自分に対してはそれをやってしまいます。
「昨日できたんだから今日もできる」
「みんなやっているんだから」
「これくらい普通だから」
そうやって、自分の30点をなかったことにしてしまう。
でも、30点の日は、
30点なりの過ごし方でいいと思うんです。
予定を一つ減らす。
少し早く帰る。
誰かにお願いする。
家事を明日に回す。
イベントなら途中で帰る。
今日は人に会わずにゆっくりする。
「全部やる」か「全部やらない」かではありません。
今の自分に合わせて、少し負荷を調整する。
そんな選択肢もあります。
そして僕は、こういうことを考えるときに、もう一つ大切なことがあると思っています。
それは、
**自分の状態って、意外と一人ではわからないことがある**
ということです。
「大丈夫です」
と言いながら、本当はかなり疲れている。
「まだ頑張れます」
と言いながら、話しているうちに、
「僕、本当は休みたかったんですね」
と気づく。
そんなことがあります。
誰かに話すことで、
「あれ?思っていたより疲れていたかも」
「本当は行きたくなかったんだ」
「休みたいと思っていたんだ」
と初めて気づくこともあります。
僕は、相談することの意味は、必ずしも「答えを教えてもらうこと」ではないと思っています。
話しながら、
自分は何を感じているのか。
何がつらいのか。
本当はどうしたいのか。
それを一緒に整理していく。
そして最後は、自分で選んでいく。
そんな時間にも意味があると思っています。
「仕事に行くべきでしょうか?」
「休んだほうがいいでしょうか?」
そんな相談をしたときも、誰かに全部決めてもらう必要はありません。
大切なのは、
「今の体調は何点くらいですか?」
「その点数で仕事に行けそうですか?」
「もし何でも選べるとしたら、本当はどうしたいですか?」
そんな問いかけを通して、自分の気持ちに気づいていくこと。
僕も、人とお話しするときは、その人の気づきのタイミングをできるだけ奪わないことを大切にしています。
すぐに答えを出さなくてもいい。
すぐに前向きにならなくてもいい。
話しているうちに、
「あ、自分ってこんなことを思っていたんだ」
と気づくだけでも、大きな一歩だと思うからです。
もし最近、
「なんとなくしんどい」
「頑張らなきゃと思ってしまう」
「休んでいいのかわからない」
「自分がどうしたいのかわからない」
そんな状態が続いていたら、まずは自分に聞いてみてください。
**「今日の体調は何点?」**
そして、
**「その点数で、今やろうとしていることは本当に大丈夫?」**
30点なら、30点の自分に合った一日でいいんです。
予定に自分を合わせ続けるのではなく、
ときには、
**今の自分に予定を合わせてあげる。**
自分の状態がよくわからなくなったときは、誰かに話しながら整理するという方法もあります。
答えを急がなくても大丈夫です。
まずは今の自分が何を感じているのか。
そこに気づくところから始めてみてくださいね。