「人生を変えたいなら行動しよう」
「考えているだけでは何も変わらない」
「とにかく一歩踏み出すことが大切」
こんな言葉を、一度は聞いたことがあると思います。
僕も、行動はとても大切だと思っています。
実際、行動したからこそ出会えた人もいますし、見えた景色もあります。やってみたことで、「思っていたより楽しかった」「意外と自分に合っていた」と気づけたこともたくさんあります。
でも最近、もう一つ大切なことがあると思っています。
それは、
**「行動すること」そのものを正解にしすぎないこと。**
行動する前に、
「本当に、この行動は必要なのかな?」
と考えることも大切です。
たとえば、新しい資格を取ろうとする。
副業を始める。
転職する。
人に会いに行く。
SNSを毎日更新する。
勉強を始める。
どれも、それ自体は悪いことではありません。
でも、
「本当にやりたいから」
なのか、
「何かしていないと不安だから」
なのかでは、同じ行動でも意味が変わってきます。
「周りが頑張っているから」
「このままでは置いていかれそうだから」
「成功している人がやっているから」
「休んでいる自分には価値がない気がするから」
そんな不安や焦りに背中を押されて、動き続けていることもあります。
そして、「行動」という言葉に苦しむのは、行動できない人だけではありません。
疲れて動けない人は、
「結局、行動できない自分はダメなんだ」
と自分を責めてしまいます。
一方で、普段から行動できる人にも別の苦しさがあります。
「もっとやらなきゃ」
「次は何をしよう」
「止まったらダメ」
「何もしていない時間が怖い」
そんなふうに、行動することで安心しようとしてしまうことがあります。
僕自身も、どちらかというと動くほうです。
思いついたら試してみる。
興味を持ったら行ってみる。
新しいことを始めてみる。
それで良かったことも、本当にたくさんあります。
でも、動けるからこそ、
**「これ、本当に今やりたいのかな?」**
と確認することが必要だと感じるようになりました。
行動する前に、一度だけ自分に聞いてみてください。
「これは本当に今、必要?」
「自分に合っている?」
「無理をしていない?」
「誰かと比べて焦っていない?」
「何のためにやろうとしている?」
「本当は休みたいんじゃない?」
答えがすぐに出なくても大丈夫です。
立ち止まって考えた結果、
「やっぱりやりたい」
と思えたなら、そこで動けばいい。
反対に、
「今はやらなくていいかも」
と思ったなら、それも大切な選択です。
申し込まない。
予定を入れない。
新しいことを増やさない。
一度やめてみる。
今日は休む。
これらも、自分を守ったり、自分の進みたい方向を確認したりするための大切な選択です。
人生を前に進めるために必要なのは、いつも「何かを増やすこと」とは限りません。
減らすことで楽になることもあります。
やめることで見えてくることもあります。
立ち止まったことで、「本当はこっちに行きたかったんだ」と気づくこともあります。
なので、
「今日は何を行動した?」
だけではなく、
**「その行動は、自分が本当に行きたい方向につながっている?」**
と考えてみてほしいです。
行動は大切です。
でも、行動すること自体が人生の目的ではありません。
動く日があっていい。
立ち止まる日があっていい。
やめる日があってもいい。
大切なのは、行動の「量」ではなく、
**自分が納得できる方向へ進んでいるかどうか。**
もし最近、「もっと行動しなきゃ」と焦っているなら、今日は行動を増やす前に、
「僕は、何のためにこれをやろうとしているんだろう?」
そんな問いを、自分に向けてみてもいいのかもしれません。