「もっと上」を見続けて、苦しくなっていませんか?

「もっと上」を見続けて、苦しくなっていませんか?

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コラム
みなさんは普段、自分の人生を見るときに、どこを見ていますか?

今より収入を増やしたい。
もっといい仕事をしたい。
もっと成長したい。
もっと人間関係を良くしたい。
もっと自由になりたい。

こうやって「今より上」を見ることは、決して悪いことではありません。

僕自身も、やりたいことや叶えたいことがあります。

「こんなふうになったら嬉しいな」
「もう少しこうなったらいいな」

そんな未来を考えると、ワクワクすることもあります。

でも最近、すごく大切だなと思ったことがあります。

それが、

「上を見ること」と「現状を見ること」は、どちらも必要なんじゃないか

ということです。

たとえば、月収30万円の人が「50万円になったら幸せ」と考える。

50万円になったら、今度は「100万円あったら」と考える。

100万円になったら、「もっと自由な時間がほしい」と思う。

もちろん、それ自体は悪くありません。

ただ、ずっと上だけを見ていると、

「まだ足りない」

という感覚が終わらなくなることがあります。

仕事でも同じです。

「もっと頑張らないと」
「もっと結果を出さないと」
「もっと成長しないと」

気づいたら、昨日の自分よりずっと頑張っているのに、それを認められなくなってしまう。

人間関係でも、

「もっと友達がいたら」
「もっと大切にしてもらえたら」
「もっと理解してもらえたら」

と考えているうちに、すでに自分のそばにいてくれる人の存在が見えなくなることもあります。

僕は、ここに一つ大切な考え方があると思っています。

現状に満足することと、未来を諦めることは違います。

今の生活に感謝しながら、もっと素敵な未来を目指してもいい。

「今も悪くないな」

と思いながら、

「こんな未来になったら、もっと嬉しいな」

と思ってもいいんです。

この二つは矛盾しません。

むしろ僕は、この感覚を持てるようになると、人生の見え方が少し変わる気がしています。

そして、もし今、

「何か満たされない」
「ずっと焦っている」
「頑張っているのに幸せを感じられない」

そんな感覚があるなら、一度立ち止まって、

「僕は今、どこばかり見ているんだろう?」

と考えてみるのもいいかもしれません。

上ばかり見ていないかな。

自分よりできている人ばかり見ていないかな。

できていないことばかり数えていないかな。

そして今度は、現状を見てみる。

今日も起きられた。

仕事に行った。

家事をした。

誰かに優しくできた。

しんどい中でも、一日を過ごしている。

相談できる人がいる。

好きなものを食べられた。

ゆっくりお風呂に入れた。

そんな、普段なら見過ごしてしまうものの中にも、

「すでにある幸せ」

は意外とたくさんあります。

僕は人のお話を聞いていると、

「もっと頑張らなきゃ」

と思っていた人が、話している途中で、

「あれ? 私、結構頑張っていましたね」

と気づく瞬間に出会うことがあります。

何か特別な答えをもらったわけではありません。

自分の中にずっとあったものを、言葉にすることで見つけただけなんです。

人と話すことの良さは、そこにもあると思っています。

答えを教えてもらうためだけではなく、

自分では見えなくなっていた自分に気づくために話す。

そんな時間があってもいい。

上を見るのをやめなくて大丈夫です。

夢も、目標も、理想も持っていていい。

ただ、ときどき今いる場所も見てあげてください。

「まだここにしかいない」ではなく、

「ここまで来たんだな」

と。

そして、

「今も結構いい。でも、これからもっと良くなったら嬉しい」

そんなふうに人生を見られたら、未来を楽しみにしながら、今日の自分も大切にできるのではないでしょうか。

みなさんは今、

上を見ていますか?
それとも、今ここにあるものを見ていますか?
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