人間関係に悩む方からよく相談をいただきます。
相談を受けてから「これを知っておけば、もしかしたらここまで悩むことはなかったかもしれないな」と思うことがありますので、ブログでお伝えします。
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知っておきたいこと①
他人は他種族の生き物である
よく「あの人とは分かり合えない」という人がいます。
この「分かり合える」という言葉、何気なく使っていますが実はこの言葉がすごく人間関係を悩ます種になるのです。
そもそも「あの人とは分かり合える」「分かり合えない」というセリフは、人と人とが分かり合える前提で話が進んでるときに使います。そしてそこには「分かり合いたい」という思いが含まれています。
でもちょっと考えてみてください。
そもそも人と人とが分かり合える前提がおかしくないですか?
だって、生まれた瞬間から出会う現在まで、家族であっても一日にかかわる人間も違えば、受ける影響もちがうのです。全く何もかも同じ環境で生きてきた2人なら分かり合える前提で話は進みますが、人間が2人であった時点で今まで生きてきた環境で同じところを探す方が難しいのですから、分かり合えるはずがありません。
そもそも私たちがつかう分かり合うとは、「意見や思いがおおむね同じ」という意味です。生きてきた環境がちがうのであれば意見や思いが同じになること自体が珍しいはずです。
こう考えると、私たち人間というのはお互いに他種族であると考えたほうがいいでしょう。
例えばシマウマは、同じ草食動物であるカンガルーとはどう考えても分かり合えません。シマウマとカンガルーがお互いに食べる草を分け合うことも、肉食動物からお互いを守ることも助けることもしません。同じ草食動物であるにもかかわらずです。
これは草食動物というくくりですが、別の動物なので、今度は人間で例えましょう。
アフリカの部族を思い描いてください。アフリカの部族とあなたは分かり合えますか?無理ですよね?でもあなたもアフリカの部族も同じ人間ですよね?どうして分かり合えないんですか?それは環境が違うからですよね?でも環境が違うと言っても、今の時代アフリカにだってスマートフォンはあるし、あなたとそれほど大きな生活の違いがあるわけではありません。でも分かり合える自信はないですよね。私にはありません。
近くの他人だって同じなんです。どんな生き方をしてきたのかなんてわからない。環境だって知り得ない。だから分かり合えなくて当然なんです。
分かり合えないことを前提として、分かり合えないことを受け入れる。それが人間関係に悩まなくなる一歩なのです。
それでは、また。