僭越ながら、富太郎(中小企業診断士・社会保険労務士)が、
「小規模企業」や「創業」に関して見聞きした事柄に対する
『気づき』を(勝手に)つぶやかせていただきます。
民法改正で、成人年齢が18歳に引き下げられることに関連して、
先日の新聞に「単身起業 高3の決意」という記事が出ていました。
若い人の挑戦もさることながら、『日本 低い開業率』という見出しの
囲み記事で、中小企業白書の図表を使って「開業率の国際比較」として、
英国 13.5% フランス 10.9%
米国 9.1% ドイツ 8.0%
日本 4.4% (2018年度に開業した割合) と紹介されていました。
記事によると『日本では起業を「リスク」と捉える傾向が強い(中小企業庁)』
『学生の起業意識も低い(スイスのサンガレン大学の調査)』のだそうです。
ただ、当該中小企業白書の注書きには、
・ 国によって統計の性質が異なるため、単純に比較することはできない。
・「雇用保険事業年報」を基に中小企業庁で算出した開廃業率は、
事業所における雇用関係の成立、消滅をそれぞれ開廃業とみなしている。
そのため、企業単位での開廃業を確認できない、雇用者が存在しない、
例えば事業主1人での開業は把握できないとの特徴がある。
とのコメントがあります。(新聞記事には注釈無し。)
つまり、富太郎のような業態はカウントされていません。
昨今、企業が副業を認めるようになったり、ココナラさんその他で、
インターネットを活用して素人でも受発注が簡単にできるようになったりと、
統計には現れないところで、開業が(廃業も)活発に行われているのではないか
と富太郎は考えており、この囲み記事には若干の違和感を覚えた次第です。
ただ全体記事の最後の、高専の学生さんが開業するにあたって1,000万円の
資金を集めたことに関する『薄っぺらい思いつきでは通じない。なぜこの道を
選ぶのか、将来をどう描くのか考え抜く。それをしっかり伝えられれば、
道は開ける』というコメントには、全面的に共感します。
公庫で融資審査を担当していた頃を、思い出しました。事業、頑張って!!
富太郎