話したいのに、話題が見つからないとき

話したいのに、話題が見つからないとき

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誰かと話したいと思ったとき、
「何を話そう?」
と考えることがあります。

話しかけたい気持ちはある。
でも、これといった話題が見つからない。
面白い話も思いつかない。

「話しかけても、そのあと会話が続かなかったらどうしよう?」

そんなことを考えているうちに、結局話しかけられずに終わってしまうことがあります。

でも最近、会話というのは、最初から話題を用意しておかなくてもいいと感じています。

なぜなら、話題は話し始めてから見つかることもあるからです。

例えば、
「おはようございます」
と挨拶する。

相手が、
「おはようございます。今日は寒いですね」
と返してくれたら、そこから天気の話が始まります。

「昨日、帰るの遅かったんですよ」
と言われたら、

「仕事だったんですか?」
と聞くことができます。

すると今度は仕事の話になる。

そこから休日の話になることもあれば、食べ物や趣味の話に広がることもあります。

最初に考えていた話題とは、まったく違うところへ会話が進んでいくこともあります。

これが会話の面白いところです。

会話は、一人で最初から最後まで作るものではありません。

自分が一言話す。

相手が何か返してくれる。

その言葉を受け取って、また一言返す。

その繰り返しの中で、次の話題が生まれていきます。

だから、

「ちゃんと話題を考えてから話しかけよう」

と考えすぎなくてもいいんです。

むしろ、話しかける前に会話の流れを全部考えようとすると、難しくなります。

「これを話したあと、何を話そう?」

「相手がこう答えたら、次は何を言えばいい?」

「会話が途切れたらどうしよう?」

まだ何も起きていないのに、頭の中で会話を完成させようとしてしまいます。

でも実際には、相手が何を返してくるのかは分かりません。

だったら、最初に必要なのは、立派な話題ではなく最初の一言だけです。

「おはようございます」

「今日は忙しいですか?」

「それ、いいですね」

「この前言っていたこと、どうなりました?」

それくらいでいいんです。

そして、相手が何か話してくれたら、その言葉の中から気になったことを一つ拾ってみる。

「昨日、○○へ行ってきたんです」

と言われたら、

「○○へ行ったんですか?」

でもいい。

「何しに行ったんですか?」

でもいい。

「楽しかったですか?」

でもいい。

一つの返事の中には、次の話題になるものがいくつも入っています。

「何を話そう?」と自分の頭の中だけで探すより、相手の話を聞いたほうが次の話題は見つけやすいんです。

そして、会話がそこで終わってしまっても構いません。

毎回長く話す必要はありません。

今日は挨拶だけ。

今日は一言だけ。

今日は少し話せた。

それでも、何度かやり取りをしているうちに、その人について知っていることが増えていきます。

好きなもの。
仕事のこと。
家族のこと。
趣味のこと。
最近あったこと。

そうすると、次に会ったときには、

「この前の○○、どうでした?」

という新しい話題も生まれます。

最初は何も知らなかった相手でも、会話を重ねることで話題そのものが増えていくんです。

だから、話したい人がいるのに、
「話題がないから話しかけられない」
と思ったときは、少し考え方を変えてみます。

話題ができたら話すのではなく、話すことで話題を作っていく。

最初から楽しい会話をしようとしなくていい。
面白いことを言おうとしなくていい。
最初の一言だけ、自分から出してみる。

その先は、相手とのやり取りの中で見つけていけばいいんです。

話題は、話しかける前にすべて用意するものではありません。

話し始めたからこそ、見つかる話題もたくさんあります。


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