頑張らなくてもいい

「そんなに頑張らなくてもいいよ」という言葉を聞いたのは先日開かれた弟の結婚式の時でした。

弟の生い立ちを紹介する場面で、弟が高校の部活の後輩にそのように声をかけていたそうです。

そんな言葉をかけている本人はとても穏やかな性格をしています。

いつものほほ～んとして、しょうもないことで笑ってくれます。人と接するのは苦手なので、結婚したことに周囲はとても驚いていました。

「そんなに頑張らなくて人生は楽しく生きていけるんだ」

ということを身を持って教えているような人です。

さて、この言葉を聞いたときに、わたしの心のブロックがパリンと砕け散るような感覚がありました。

というのは、わたしはこれまで「頑張らなきゃだめだ」という教育を受けて育った人間だからです。（実際に思うだけで頑張りが続くことはあまりありませんでしたが）

ある時期は「頑張らなきゃ」と思わないように頑張るという謎の思考にはまっているときもあります。

このブロックは以前に解消したと思っていたのですが、まだ心のどこかにあったようです。それが今回、消えたように感じます。

頑張らなくてもうまくいく、という想いがあったらとても楽に生きていけるのです。もちろん頑張ることが悪いことではなく、頑張りたいときは頑張ればいいし、頑張りたくないときは頑張らなくても良い、ということです。

例えば達成感を味わいたいのであれば「頑張ってうまくいく」の方が良いし、

楽したいのであれば「頑張らなくてもうまくいく」を選べばよいのです。

重要なのは「頑張っても頑張らなくてもうまくいくよ」と観念で分かっているかどうか。自分がどんな風にうまくいきたいのか？ということだと思います。