事業は「利益」より「ブランド」で売れる。

事業は「利益」より「ブランド」で売れる。

記事
ビジネス・マーケティング
なぜ利益が出ている事業でも
高く売れないのか?

多くの経営者は、
「利益が出ている会社なら高く売れるはず」と
考えています。

しかし、M&Aの現場では、
その常識は必ずしも当てはまりません。

実際には、毎年
しっかり利益を出しているにもかかわらず、
期待した価格では売れない会社が数多くあります。

一方で、利益がそれほど大きくなくても、
高い評価を受ける会社も存在します。
その違いは何でしょうか。

答えは、
「利益」ではなく「未来」にあります。

買い手企業が購入するのは、
過去の決算書ではありません。

その会社が将来どれだけ成長し、
利益を生み出せるかという「未来への期待」に
投資しているのです。

例えば、年間5,000万円の
利益を出している会社でも、

社長しか営業できない
顧客が数社に集中している
ブランドが浸透していない
優秀な人材が定着しない
ビジネスモデルに再現性がない

こうした状態では、
買い手は大きなリスクを感じます。

反対に、利益が2,000万円程度でも、
強いブランドがある
顧客から高い支持を得ている
採用力がある
仕組みで利益を生み出している
成長ストーリーが描ける

そんな会社は、将来性への期待から
高い評価を受けることがあります。

つまり、企業価値とは「現在の利益」ではなく、
「将来も利益を生み続ける力」なのです。

私はこれを「企業価値=未来への期待値」と考えています。
その期待値を高める最大の要素が、「ブランド」です。
ブランドとは、単なるロゴやデザインではありません。

「この会社なら安心できる」
「この会社と一緒に成長したい」と、
顧客・社員・取引先・金融機関
・そして買い手企業から信頼される無形資産です。
利益は過去の実績です。

ブランドは未来の利益を生み出す仕組みです。
だからこそ、
会社は「利益」より「ブランド」で売れるのです。

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