これまで「制作費の相場」と「発注先の選び方」について記事を書いてきましたが、今日はその少し先、サイトを「公開したあと」の話をします。
WEB制作の仕事をしていると、公開からしばらく経ったお客様から、こんなご相談をいただくことがあります。「サイトは完成したんですが、思ったように問い合わせが増えなくて……」。
正直に言うと、これはとても多いパターンです。そして、その原因の多くは「ホームページは作れば自動的に人が来るもの」という思い込みにあります。今日はそのあたりを、現役のフリーランスとして本音で書いてみます。
■「作って終わり」だと、たいてい集客できません
まず一番大事なことをお伝えします。ホームページは、公開しただけでは基本的に誰も見に来ません。
これは厳しい現実なのですが、本当のことです。お店を一等地に開いても、看板も出さず宣伝もしなければお客さんが来ないのと同じで、サイトも「ここにありますよ」と知らせる活動をしなければ、検索結果の奥深くに埋もれたままになります。
特に、新しく公開したばかりのサイトは、GoogleからもまだほとんどのページがSEO評価がされていない状態です。「公開すれば検索上位に出る」というイメージを持っている方は多いのですが、実際にはそこから育てていく時間が必要になります。
■「集客できるサイト」になるまでの現実的な期間
では、どのくらいで成果が出るのか。これも正直にお伝えします。
・公開直後〜3ヶ月:ほぼアクセスは伸びません
・3〜6ヶ月:更新を続けていれば、少しずつ検索に乗り始める
・6ヶ月〜1年:狙ったキーワードで上位を取れるページが出てくる
あくまで目安ですが、SEO(検索エンジン経由の集客)で成果を感じられるまでには、早くても半年はかかると思っておいてください。「来月から問い合わせを増やしたい」という即効性を求める場合は、SEOではなく広告(リスティングやSNS広告)のほうが向いています。
ここを誤解したまま発注すると、「お金をかけて作ったのに効果がない」という不満につながってしまいます。
■公開後にやるべきこと
では、具体的に何をすればいいのか。最低限おさえておきたいのは、次の3つです。
1つ目は、Google検索への登録と分析ツールの設置です。Googleサーチコンソールとアナリティクスを入れておくと、「どんなキーワードで来ているか」「どのページが見られているか」がわかります。改善の出発点はここです。
2つ目は、情報を更新し続けること。ブログやお知らせを定期的に追加しているサイトは、Googleからも「生きているサイト」として評価されやすくなります。逆に、半年放置されたサイトは評価が下がっていきます。
3つ目は、Googleビジネスプロフィールの活用です。特に店舗や地域密着のビジネスなら、これは必須です。無料で登録でき、「地域名+業種」で検索したときに地図付きで表示されるため、サイト本体より先に成果が出ることもよくあります。
■「全部自分でやる」のが難しいなら
とはいえ、これらを本業のかたわら一人で続けるのは、正直かなり大変です。
特に、毎月の更新やアクセス解析の確認は、最初は頑張っていても、忙しくなると後回しになりがちです。実際、私が見てきた中でも、「作ったあと一度も触っていない」サイトは少なくありません。
無理のない範囲で、自分でやる部分とプロに任せる部分を分けて考えるのがおすすめです。たとえば「ブログ記事だけは自分で書いて、技術的な部分や月次の分析は外注する」といった形であれば、コストを抑えつつ運用を回していけます。
■おわりに
ホームページは、作った瞬間がゴールではなく、むしろスタートです。前回までの記事(相場・発注先の選び方)と合わせて、「作る前」から「作ったあと」までをイメージしていただけたら嬉しいです。
私のサービスでは、サイト制作だけでなく、公開後の運用・保守のご相談も承っております。「作ったはいいけど、このあとどうすれば?」「更新だけお願いできる?」といったご相談も歓迎です。お見積りとご相談は無料ですので、お気軽にメッセージをお送りください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。