以前、「ホームページ制作っていくらかかるの?」という記事を書いたところ、ありがたいことに想像以上の反響をいただきました。
そして、その反響の中で一番多かったのが、実は金額そのものへの質問ではありませんでした。「相場はわかったけど、で、結局どこに頼めばいいの?」——この声だったんです。
たしかに、これは悩ましい問題です。WEB制作の発注先は、制作会社・フリーランス・クラウドソーシングと選択肢が多く、しかも金額も品質もバラバラ。前回の記事でも最後に少し触れましたが、「いくらか」よりも「誰に頼むか」のほうが、私は何倍も大事だと思っています。
今日はそのあたりを、5年間制作会社にいて、独立後はフリーランスとしてやってきた立場から、本音で書いてみます。
■発注先はおおむね3タイプに分かれます
まず、WEB制作を頼める相手は、大きく次の3つに分かれます。
・制作会社:30万円〜。品質と体制が安定。ただし高い
・フリーランス:10〜25万円。融通が利くが、人によって差が大きい
・クラウドソーシング:数万円〜。安いが当たり外れが激しい
それぞれに向き不向きがあります。予算がしっかりあって「とにかく安心して任せたい」なら制作会社。コストを抑えつつ、ある程度こだわりたいならフリーランス。とにかく安く形にしたいだけならクラウドソーシング、という整理になります。
正直に言うと、私のようなフリーランスにもデメリットはあります。基本的に一人で動いているので、対応できる案件数に限りがありますし、大規模なサイトや特殊なシステムは苦手です。万が一こちらが体調を崩せば、進行が止まるリスクもゼロではありません。ここは制作会社の体制力には敵わない部分です。
■相見積もりで本当に見るべき3つのこと
複数の人に見積もりを取る「相見積もり」は、ぜひやってほしいです。ただ、その時に金額の安さだけで選ぶと、たいてい後悔します。私が見てほしいのは、次の3つです。
1つ目は、返信の速さと丁寧さ。発注前のやり取りが雑な人は、契約後も雑です。逆に、最初の問い合わせに丁寧に答えてくれる人は、制作中もそうしてくれる可能性が高いです。
2つ目は、質問の質。優れた制作者ほど、見積もり前にこちらへ質問してきます。「サイトの目的は?」「ターゲットは誰ですか?」——こうしたヒアリングをせずに即金額を出してくる人は、正直、注意が必要です。
3つ目は、実績の中身です。実績数の多さよりも、自分が作りたいサイトに近いものを手がけているかを見てください。LPが得意な人、コーポレートサイトが得意な人、それぞれ違います。
■こんな発注先には気をつけて
経験上、「これは危ないかも」というサインもいくつかあります。
特に気をつけたいのが、相場より極端に安い見積もりです。安さには必ず理由があります。テンプレートをそのまま使う、修正は一切受け付けない、公開後のサポートがない——あとから「これは別料金です」と言われるケースも珍しくありません。
それから、「何でもできます」と言う人。WEB制作は範囲が広く、すべてを高品質にこなせる人はそういません。むしろ「これは得意ですが、これは苦手です」と正直に話してくれる人のほうが、私は信頼できると思っています。
■発注する側にも、できる準備があります
最後に、これは意外と知られていないのですが、発注者側の準備次第で、見積もりの精度も仕上がりも大きく変わります。
・サイトの目的(集客?採用?信頼感?)を言語化しておく
・「こんな感じが好き」という参考サイトを2〜3個用意する
・おおよその予算感を正直に伝える
この3つを準備して相談に来ていただけると、こちらも的確な提案ができますし、結果的に余計なやり取りが減って、安く・早く仕上がることが多いです。「予算を言うと足元を見られそう」と隠す方もいますが、むしろ予算がわかったほうが、その範囲で最適な提案ができます。
■おわりに
金額の話は前回の記事にまとめたので、そちらも合わせて読んでいただけたら嬉しいです。ただ、繰り返しになりますが、本当に大事なのは「いくらか」よりも「この人になら任せられそう」という感覚のほうだと、私は思っています。
私のサービスでも、コーディング・LP・WordPress構築のご依頼を承っております。お見積りとご相談は無料です。「うちの場合はどう進めればいいんだろう?」という発注前の疑問にもお答えしますので、お気軽にメッセージをお送りください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。