日々是相場-朝刊-2021年2月4日(木)
NYダウ 30,723.60 △ 36.12
NASDAQ 13,610.54 ▼ 2.23
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 28,600 円 ▼ 40 円
NY為替 105.01 円
日経平均 28,646.50 円 △ 284.33 円
本日の「朝一番!」動画
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☆ 米国市場 ☆
買われすぎ銘柄も多く上値の重い展開
朝方発表されたISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況感指数が予想を上回って好調だったが個別の決算発表などに反応し、目先的な過熱感もあってまちまちの始まりとなった。追加の経済対策が決定しそうだと伝えられたことや新型コロナウイルスの感染拡大が一服となっていることなどもあって買い直されて堅調な展開となる場面もあったが、最後は手仕舞い売りに押されてダウ平均は小幅高、ナスダック指数は小幅安となった。
決算発表が出揃ってきているので、ここからさらに買い直されるかどうかということだ。サプライズ的な好決算を発表して大きく買われる銘柄があっても連れ高とならないところを見ると決算発表がほぼ織り込まれているということだろう。ここまで買われると景気回復を織り込んでおり、金利上昇もみられることから上値も重くなり、調整となるのではないかと思う。
個別には予想を上回る決算を発表したアルファベットが大幅高、マイクロソフトは高いがインテルやアップルが売られ、アマゾン・ドット・コムやフェイスブックなども軟調だった。景気敏感株もボーイングやシェブロン、ダウは高くなったがキャタピラーやハネウェルは軟調となった。JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスも堅調だった。
☆ 本日の相場 ☆
昨日の日本市場は米国株高を受けて買いが先行となった。寄り付きからの買いが一巡となると上げ幅縮小となる場面もあったが、後場に入って買い直されて、ほぼ高値での引けとなった。自動車株や銀行株などが高く、TOPIXの上昇が目立った。
米国株はまちまちとなり、好調な決算を発表する銘柄も見られるが、3日連続で大きく上昇したことの反動もあり、冴えない展開となりそうだ。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も売られており、寄り付きから売り先行となるだろう。予想を上回る決算となったソニー(6758)が大きく買われそうで、寄り付きの買いが一巡となった後も値持ちがいいかどうか、他の銘柄も連れ高となるかどうかが注目されるがある程度は織り込み済みということになるのだろう。
28,500円を超えてきたが今度は28,500円が下値となるかどうかということになる。今回の暴落前の保ち合い水準である28,500円~28,800円の保ち合いに復帰するのか、28,500円を超えると売られるということになるのか、本日しっかりと28,500円をキープできないと再度28,200円や28,000円を試すことになるのだろう。
☆ 本日の注目点 ☆
対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)
30年物利付国債の入札(財務省、10:30)
1月の輸入車販売(日本自動車輸入組合、10:30)
1月の車名別新車・軽自動車販売(自販連と全軽自協、11:00)
4~12月期決算=キッコマン、イビデン、武田、テルモ、フジHD、板硝子、古河電、OKI、三菱重、川重、マツダ、ニコン、リコー、ヤマハ、伊藤忠、住友商、三菱UFJ、ソフトバンク、NTTデータ、ヤマダHD / 7~12月期決算=メルカリ / 12月期決算=協和キリン、中外薬
20年12月の豪貿易収支(9:30)
20年12月のユーロ圏小売売上高(19:00)
英中銀が金融政策委員会の結果と議事録を発表(21:00) / 英中銀の金融政策報告書(21:00)
週間の米新規失業保険申請件数(22:30)
20年10~12月期の米労働生産性指数(速報値、22:30)
20年12月の米製造業受注(5日0:00)
海外10~12月期決算=メルク、ギリアド・サイエンシズ、スナップ、フォード・モーター、ユニティ・ソフトウエア
☆ 銘柄ニュース ☆
手仕舞い売りに押されるか
ミネベアミツミ(6479) 2,373 △ 1
家庭向け照明に参入すると新聞で報じられた。スマートフォン部品に使う光学技術を応用し、料理をおいしく見せる効果などがあるという。
日本セラミック(6929) 2,924 △ 62
二酸化炭素(CO2)濃度で混雑を警告するセンサーシステムを開発したと新聞で報じられた。一定の濃度を超えると換気を促す仕組み。
堀場製作所(6856) 6,740 ▼ 210
血液検査用の試薬などを開発、製造する米社を買収したと発表した。試薬の開発技術を取得し、これまで手掛けてきた試薬の生産、販売と一体で生化学ビジネスを拡大する。
倉敷紡績(3106) 1,842 △ 25
ファクトリーオートメーション(FA)設備の設計や組み立てを手掛ける企業の全株式を取得したと発表した。同社のFA設備にクラボウの産業用ロボットシステムや画像検査技術を生かす。
富士通(6702) 16,235 ▼ 90
東京医科歯科大学と共同で、新型コロナウイルス感染症の対応にあたる看護師の業務量などを予測する人工知能(AI)の研究を始めたと新聞で報じられた。患者の肺炎の有無の判断や重症化予測にもAIを活用し、コロナ禍での医療現場の業務軽減につなげる。
野村不動産HLDGS(3231) 2,381 △ 76
英ロンドンでオフィスビルの開発事業に参入すると発表した。同社単独で海外のオフィスビルを開発するのは初めてということだ。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
引き続き好調な決算を発表する銘柄が多く、米アルファベット(グーグルの親会社)は決算を発表して大きく買われた。すでに織り込み済みという雰囲気もあったが、日本市場同様に買われすぎていただけに空売りも多く、買戻しを急ぐ動きもあったものと思われる。世界的な金余りのなかで改めて見直されたという面もあるだろう。
日本でもソニー(6758)が予想を大きく上回る好調な決算を発表したが、いったん調整感が出ていただけに市場の反応が注目される。PTS(私設取引所)では大きく買われており、既に好決算を発表しながらも売られた銘柄などが連れ高となるかどうかということだ。連れ高となるようであれば、日経平均も高値を試す動きになるのだろう。
ソニー(6758)が買戻し一巡後もしっかりと値持ちのいい展開となるのかどうかが注目される。PER(株価収益率)から見ると特に買われすぎということでもないので、堅調な展開は期待される。一方で、芳しくない決算を発表した三菱商事(8058)などが買い直されるのかどうかも注目されるが、こうした銘柄が売り直されるようであれば日経平均の上値も重くなるだろう。
三菱商事(8058)は25日移動平均線にサポートされて戻りを試す動きが期待されるが、目先的な過熱感もあり、再度25日移動平均線や基準線のサポートを確認する場面もあるだろう。