日々是相場 -夕刊- 2020年12月29日(火)
日経平均 27,568.15 円 △ 714.12 円
≪東証一部≫
売買高 10億2,087万株
売買代金 2兆2042億0800万円
値上り銘柄数 1,814 銘柄
値下り銘柄数 316 銘柄
騰落レシオ(25日) 102.27 % △ 1.26 %
為替 1ドル=103.66 円
☆ 市況概況 ☆
買戻しを急ぐ動きや目先筋の買い、持高調整の買いで大幅高
米国株が総じて堅調となったことを受けて買い先行となった。12月の配当落ちを一気に埋めてさらに上値を試す動きになり、値動きの軽さを好感して買戻しや目先的な買い、アルゴリズム取引など機械的な取り引きも見られ大きな上昇となった。米国株が高いからとか、米国の先物が高いから、外国人が買っているなどいろいろといわれていたが特に材料のないなかで値動きの軽さから買い急ぐ動きとなった。
昼の時間帯はさすがに手仕舞い売りに押される場面も見られ、後場は上げ幅縮小して始まった。ただ、今度はETF(上場投資信託)の再投資の買いが入っているのではないかなどといわれて買い急ぐ動きとなり、買いが買いを呼ぶ形でさらに大きく上昇し、年末のお化粧買い期待や年始の「月初の買い」期待などもあって高値圏での引けとなった。
小型銘柄も買戻しなども交えて値動きの良いものが買われ、総じて大幅高となった。日経ジャスダック平均は堅調というにとどまったが、東証マザーズ指数や二部株指数は大幅高となった。先物もオプションのヘッジ買いなども見られたようで指数を大きく上昇させるような要因となった。買いが買いを呼ぶ形で売り物薄のなかで指数を押し上げた。
閑散に売り無し、どころか一気に大きな上昇となった。全く逆の想定をしていたが、買戻しなどを交えて買い急ぐ動きとなったのだろう。さすがに明日はいったん手仕舞い売りに押されるということになりそうだし、こうなると年始は冴えない展開となるのではないかと思う。1989年のバブルの高値のように年末高で年明けから下落ということもありそうだ。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
一気に上値追いとなったが、移動平均線からの乖離も大きく上値は重くなるだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
一気に大きな上昇となった。特に買い材料があったというわけでもなく、買い手も外国人が腰を据えて買っているとか、ETF(上場投資信託)の再投資だとか、目先筋の買いだけだとかいろいろといわれたがどれも正解ということなのだろう。
ただ、足元の新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で緊急事態宣言が出ないとも限られず、米国の追加の経済対策だけでは景気浮揚になるのかどうかということだろう。外国からの渡航制限なども嫌気されればいくら金余りといっても調整となるのだろう。
弱気な向きが一気に強気に転じたのだとすればここが天井ということになるのだろう。さすがに業績面から見ても買われ過ぎ感が強いが、いつでも行き過ぎはあるということだろう。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中では打ち返しにも気を付けた方がいいと思う。
バブルとは言えないというような声が大きくなってきており、金融緩和が続くうちは株は高いというような意見も多くなってきている。それにしてもここは上がり過ぎということだと思うので、引き続きさらなる急騰よりは急落に備えてもいいのではないかと思う。