日々是相場 -朝刊-2020年12月8日(火)
NYダウ 30,069.79 ▼ 148.47
NASDAQ 12,519.95 △ 55.71
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 26,435 円 ▼ 135 円
NY為替 104.06 円 ▼ 0.09 円
日経平均 26,547.44 円 ▼ 203.80 円
本日の「朝一番!」動画
朝のライブ配信 -今日の相場見通し- (8:35開始です、この時間以外でも見られます。)
昼のライブ配信 -お昼の相場見通し- (12:20開始です、この時間以外でも見られます。)
夕方のライブ配信 -明日の相場見通し- (原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)
☆ 米国市場 ☆
新型コロナウイルスの感染拡大や対中国制裁への懸念から冴えない展開
個別に投資判断の引き上げなどで大きく買われる銘柄もあったが、新型コロナウイルスの感染拡大や対中摩擦などが懸念されて総じて冴えない展開となった。ナスダック指数は堅調で最高値更新となったが、ダウ平均は軟調、一時3万ドルの大台を割り込む場面も見られた。買われすぎ銘柄の大半が買戻し一巡から売られるということで、冴えない展開となった。
4年前の大統領選挙後の株価高騰が期待されるが、足元の景況感などを考えると全く状況は違い、新型コロナウイルスの感染拡大や追加経済対策の遅れなどの影響で企業業績への懸念も出て来ると思われる。新型コロナウイルスの影響が少ない銘柄などは既に買われすぎている銘柄も多く、買戻し一巡となったものから上値は重く、冴えない展開となっている。全体的な調整感が高まる週となりそうだ。
個別には投資判断の引き上げられたボーイングが大幅高、セールス・フォースや開発した半導体の性能がインテル製よりも優れていると報じられたアップルが高く、テスラも高値を超えて大きく買われた。一方、インテルが売られ、ダウやシェブロンなど景気敏感株の一角が安く、アルファベットやアマゾン・ドット・コムなども手仕舞い売りに押された。
☆ 本日の相場 ☆
昨日の日本市場は週末の米国株高などを受けて買い先行で始まり、寄り付きから高値更新となったが、寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りに押されて軟調となった。26,500円の節目を意識して下げ渋ったが戻りも鈍く冴えない展開となった。
米国株はまちまちとなったが、個別の材料で買われている面もあり、本日の日本市場は引き続き新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることなどもあり、手仕舞い売りに押されて売り先行となりそうだ。特に売り急ぐ材料があるということでもないが、指数に影響の大きな銘柄などが目先的な過熱感もあって上値も重くなっており、全体として冴えない展開となりそうだ。
買われすぎの修正安が続いている。指数は下げ渋りとなっているが、いったん26,000円を試すような動きとなりそうだ。26,200円水準で止まるのか、26,000円を試すことになるのか、あるいは一気に調整となって25,500円を試すような展開となりそうだ。
☆ 本日の注目点 ☆
10月の家計調査(総務省、8:30)
10月の毎月勤労統計速報値(厚労省、8:30)
7~9月期の国内総生産(GDP)改定値(内閣府、8:50)
10月の国際収支(財務省、8:50)
対外・対内証券売買契約(月間、財務省、8:50)
11月の貸出預金動向(日銀、8:50)
5年物利付国債の入札(財務省、10:30)
11月の景気ウオッチャー調査(内閣府、14:00)
10月の米消費者信用残高(5:00)
フィリピンが休場
7~9月期のユーロ圏域内総生産(GDP、確報値、19:00)
12月の欧州経済研究センター(ZEW)の独景気予測指数(19:00)
7~9月期の米労働生産性指数(改定値、22:30)
☆ 銘柄ニュース ☆
下値を試す動きに
NTT(9432) 2,534 ▼ 22
独SAPと企業向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)のサービスで提携すると発表した。既に自動車の安瀬運転支援システムなどで協業している。
AVANTIA(8904) 811 ▼ 13
京都府で分譲住宅などを展開する企業と資本提携に向けて基本合意したと発表した。完全子会社化することを視野に協議をしていく。
デンソー(6902) 5,795 △ 62 、 ジェコー(7768) 2,565 △ 53
デンソーはジェコーを株式交換で完全子会社化すると発表した。ジェコー一株あたり0.55株のデンソー株を割り当てる。
伊藤忠(8001) 2,903 △ 41
米国の太陽光発電所向け運転管理サービス会社を買収したと新聞で報じられた。現地で新設が相次ぐ太陽光発電の管理事業を成長分野とみて投資を決めた。
NEC(6701) 5,480 ▼ 160
ドイツのフランクフルト空港とミュンヘン空港で顔認証技術を活用した本人確認サービスの運用を始めたと新聞で報じられた。事前に登録すればパスポートを提示せずに搭乗手続きや保安検査を済ませることができる。
富士フイルム(4901) 5,695 ▼ 114
銀系抗菌剤を使ったハンドジェルに新型コロナウイルスの活動を抑える効果があるとの研究結果を発表した。ハンドジェルを使うと1分後に99%以上のウイルスが不活化し、その後も効果が持続する。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
米国でも新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず「ロックダウン」も各所で行われている。日本でも大阪や北海道で自衛隊の派遣まで要請されており、緊急事態宣言が発出される可能性も出てきた。このまま年末・年始まで感染拡大が続くという懸念が強まれば、経済へのダメージを考えざるを得ない状況となってくるだろう。
今回は百貨店などへの休業要請が見られないが、外出を自粛する人が増えれば、それなりに経済への影響はあるだろう。楽観視して終息後の回復を織り込み過ぎた銘柄などは修正安がさらに加速されるものも出て来ると思う。
買われすぎ銘柄の修正安は続くだろう。売られすぎ銘柄の反発というよりも消去法的にディフェンシブ銘柄にもお鉢が回ってきそうだ。引き続き明治HD(2269)やヤクルト本社(2267)、日清食品(2897)などの食品株や三菱UFJ(8306)などの銀行株、千葉銀(8331)などの銀行株、三菱商事(8058)などの商社株などが注目される。
ヤクルト本社(2267)もようやく底入れから戻りを試す動きとなってきた。遅行スパンもローソク足を抜けて好転、25日移動平均線や基準線も抜けてきており、今度は雲に上値を押さえられるか、75日移動平均線に上値を押さえられるかというところだろう。
銘柄選び