日々是相場 -朝刊-2020年12月4日(金)
NYダウ 29,969.52 △ 85.73
NASDAQ 12,377.18 △ 27.82
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 26,710 円 ▼ 140 円
NY為替 103.87 円 ▼ 0.53 円
日経平均 26,809.37 円 △ 8.39 円
本日の「朝一番!」動画
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☆ 米国市場 ☆
追加経済対策期待で買われ、ワクチン供給減で売られる
朝方発表された雇用指標は予想を上回り、ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況感指数は予想を下回ったのだが、特に材料視されることはなく、追加の経済対策期待で買われ、堅調となった。ただ、引け間際に新型コロナウイルスのワクチン供給が目標から半減すると伝わると手仕舞い売りを急ぐ動きで急速に上げ幅を縮小、ダウ平均、ナスダック指数など堅調ながらも小幅の上昇にとどまった。
買われ過ぎ感も強く、ちょっとしたことで手仕舞い売りを急ぐ動きになるようだ。ダウ平均が再度3万ドルを超えたことで達成感が出て手仕舞い売りを出しやすいということだろう。追加の経済対策期待はあるものの、景気回復への不安もあり、買われすぎ銘柄から手仕舞い売りに押されるだろう。
個別には景気対策期待で景気敏感株が高く、ボーイングが大幅高、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスも大きく上昇し、2社でダウ平均を100ドル以上押し上げた。インテルやナイキ、キャタピラーなども堅調だった。一方、アップルやマイクロソフト、ネットフリックスなどが軟調、金利低下を受けてゴールドマン・サックスなど金融株も安く、メルクやプロクター・アンド・ギャンブルなどディフェンシブ銘柄も売られた。
☆ 本日の相場 ☆
昨日の日本市場は目先的な過熱感もあって売り先行となった。ただ、指数に影響の大きな銘柄が買い直されて指数を押し上げ、結局は日経平均もTOPIXも小幅高となった。特に大きな材料もなく目先の需給で指数が押しあげられた。
米国市場は株価指数は堅調ながらも手仕舞い売りに押されるものが多く、本日の日本市場は売り先行となりそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかでの週末ということで手仕舞い売りを急ぐ場面もあるのではないかと思う。買戻し一巡となった銘柄は下げがきつくなり、総じて冴えない展開となるだろう。
指数に影響の大きな銘柄は買われ過ぎ感が強く、買戻し以外の買い手がみられるかどうかということになるだろう。27,000円が目標値となってきそうで、今度は下値を試す動きになりそうだ。まずは26,500円、26,000円での底堅さを試すことになるのだろう。
☆ 本日の注目点 ☆
3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
11月の輸入車販売(日本自動車輸入組合、10:30)
11月の車名別新車軽自動車販売(自販連と全軽自協、11:00)
10月の豪小売売上高
インド中銀が政策金利を発表
11月の米雇用統計(22:30)
10月の米貿易収支(22:30)
10月の米製造業受注(5日0:00)
ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事が講演(5日0:00)
☆ 銘柄ニュース ☆
下値を試す動きに
SCSK(9719) 6,150 ▼ 40
企業の顧客接点を強化するための総合支援サービスの提供を開始すると発表した。コンサルティングやシステム構築、システム運用支援、アウトソーシングといったサービスを顧客企業向けに組み合わせて提供する。
WNIウェザー(4825) 5,890 △ 170
電力会社向けに気象予測データを提供するサービスを始めたと発表した。電力の需給計画の策定に役立つ気温や日射量、風速などのデータを電力会社に提供する。
NEC(6701) 5,610 ▼ 60 、 日本製鉄(5401) 1,326 △ 3
製鉄所での設備異常を予測するシステムの構築に向けて連携を始めたと発表した。NECの人工知能(AI)を活用し、異常発生の未然防止などにつなげる。
パナソニック(6752) 1,141 ▼ 13
オフィス向け製品の実験スペースを都内に設けると新聞で報じられた。新型コロナウイルス後のオフィスを見据えた製品開発に生かす。
有沢製(5208) 963 △ 15
台湾が本拠の連結子会社を完全子会社化すると発表した。電子機器の基板材料で連携を深め、スマートフォンなどの市場で競合を避ける。
日機装(6376) 1,029 △ 1
2021年春に欧米や中国など海外で小型の空気清浄機の販売に乗り出すと新聞で報じられた。「深紫外線」を照射して空気中のウイルスや細菌を破壊、実験では新型コロナウイルスにも効果があった。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
さすがに新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気するような動きも出てきた。具体的に景気に影響があるということが示されていないので、特に売り急ぐことにもならず、景気敏感株なども買われているが、過熱感が強い銘柄も多く、少なくとも上値の重い展開は続くだろう。
米国の雇用統計の発表もあり、買い方とすればいったん利益を確保したいところではないかと思う。新型コロナウイルスの感染拡大への懸念と、経済対策、ワクチン開発期待との綱引きということになるのだろう。緊急事態宣言などが発出されることはないと思うが、発出される可能性はゼロとは言えず、警戒感が高まり手仕舞い売りやヘッジ売りも増えるだろう。
依然として明治HD(2269)などへの売りが止まらず、下値を試す動きとなっているが、買われすぎ銘柄からの乗り換えが期待できるものもありそうだ。食品株や日水(1332)などの水産株は引き続き注目される。商社株や銀行株、JT(294)など12月決算の高配当利回り銘柄なども25日移動平均線のサポートなどを確認するところは注目される。
日水(1332)は400円水準でダブルボトムとなった可能性がある。ここで25日移動平均線や基準線を抜けてくれば底入れ感が強まるだろう。
本日の銘柄選び