日々是相場 -朝刊-2020年11月4日(水)
NYダウ 27,480.03 △ 554.98
NASDAQ 11,160.57 △ 202.96
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 23,830 円 △ 550 円
NY為替 104.46 円 ▼ 0.31 円
日経平均 23,295.48 円 △ 318.35 円
本日の「朝一番!」動画
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☆ 米国市場 ☆
大統領選後への期待で大幅高
米大統領選挙でバイデン候補が優勢と伝えられていることから追加の経済対策が大型のものになるとの期待が高まり、大幅高となった。足元の景況感が好調ということでもあり、景気敏感株を中心に買戻しも交えて大きく買われるものがみられ、ダウ平均は連日の大幅高、ナスダック指数も上値の重さがみられたが大幅高となった。債券から株式への資金シフトも見られたようだ。
新型コロナウイルスの影響が懸念されるなかで、とりあえずは買戻しを急ぐ動きと大型の経済対策期待ということで大きく上昇しているが、4年前のように波乱もあるだろう。今回の大きな上昇も金余りということでの上昇であり、債券からの資金シフトが続き、買われすぎ銘柄がさらに買われなければ、再度調整ということになりそうだ。
個別には金利の上昇もあってJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が高く、経済対策期待でボーイングやハネウェル、ディズニーなども大幅高となった。ここのところ調整感が出ていたテスラやツイッターなども大きな上昇となった。一方、シェブロンやジョンソン・エンド・ジョンソン、アムジェンなどが売られた。
☆ 本日の相場 ☆
休日前の日本市場は連休の谷間にも関わらず買戻しを急ぐ動きなどで大幅高となった。先週末の大幅下落の反動もあったものと思われるが、米国大統領選挙を控えての買戻しや好調な決算に反応するものも見られ、総じて堅調となった。
日本市場が休場の間に米国株が大きく上昇したことなど世界的に新型コロナウイルスの影響が懸念されるなかで同時株高となっており、休日明けの日本市場も買い先行となりそうだ。ただ、米国大統領選挙の情勢が判明する過程で大きく振らされることになりそうだ。どちらが勝つにしても早期決着ということであれば買われるのだろうし、混迷の様相がみられると売り急ぐこともありそうだ。
23,500円が上値とされると思うのだが、シカゴ市場の日経平均先物が大きく上昇しており、節目とみられる23,500円を超えて10月9日の高値を試す動きもありそうだ。ただ、月初の買いが続くかどうかということでもあり、23,500円を超えると買えない状況には変わりないだろう。まだまだ23,000円を割り込む場面もあると思う。
☆ 本日の注目点 ☆
日銀金融政策決定会合の議事要旨(9月16~17日開催分、8:50)
10月のマネタリーベース(日銀、8:50)
10年物利付国債の入札(財務省、10:30)
10月の財政資金対民間収支(財務省、15:00)
4~9月期決算=味の素、ニチレイ、三菱ケミHD、日立造、三菱自、SUBARU、リコー、伊藤忠、丸紅、JR九州、ソフトバンク
1~9月期決算=サントリBF
9月の米製造業受注(0:00)
10月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI、10:45)
ポーランド中銀が政策金利を発表
10月の米ADP全米雇用リポート(22:15)
9月の米貿易収支(22:30)
10月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数(5日0:00)
米エネルギー省の石油在庫統計(週間、5日0:30)
7~9月期決算=クアルコム
☆ 銘柄ニュース ☆
米大統領選挙次第か
日立造(7004) 424 △ 5
海外のごみ焼却発電施設などの工事を遠隔地から指導する体制を整えると新聞で報じられた。眼鏡型ウエアラブル端末を使い国内から工程を確認する。
日電硝(5214) 2,058 △ 12
同社尾ディスプレー用カバーガラスがホンダ(7267)の電気自動車に採用されたと発表した。運転席付近の大型液晶タッチパネルに使われる。
電通G(4324) 3,040 △ 49
テレビ広告の放映枠を効率化し、より広告効果を高めるための取り組みとして量子コンピューターを活用すると発表した。最適なテレビCMの放送パターンを探すソフトウエアを開発する。
東洋紡(3101) 1,399 △ 14
米ベンチャーキャピタルの日本法人とスマートシティ分野でパートナーシップ契約を結んだと発表した。東洋紡の素材や技術の活用方法を探る。
ヤマハ(7951) 5,080 △ 160
コンサート会場でのライブ演奏の映像や音声を別の場所で忠実に再現する技術を開発したと新聞で報じられた。音響や映像、照明をデータ化して取り込み、映像や音声を遅延なしで同時上映できる。
キリンHD(2503) 1,918 △ 39
粉ミルクに入れると母乳の成分に近くなるとされるオリゴ糖をタイで生産すると新聞で報じられた。 母乳に含まれるオリゴ糖の量産化の技術にめどをつけた。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
いよいよ米大統領選挙の投票が始まり、早期に新大統領が決まるのかどうかが注目される。市場では早期に決定し、混乱はないとの見方になっており、大型の経済対策まで織り込まれているようだ。あとは、4年前と同様に景気浮揚からの金利上昇となるのかどうかということだろう。
4年前は大統領が決定したということで景気対策からの金利上昇が見込まれたことで債券から株式への資金シフトがみられたことが大統領選挙後の大きな上昇の要因となった。減税策なども好感されたが、今回は逆に増税懸念が出てくるという可能性もあり、ここでの上昇が継続するかどうかは債券市場からの資金が株式市場に入るのかどうかにかかってきそうだ。
先週末の急落も月曜日に回復したが、やはり買われすぎ銘柄の上値は重くなっている。米国市場でも同様に買われすぎ銘柄の上値は重く、引き続き売られすぎ銘柄が注目される。みずほ(8411)や千葉銀(8331)などの銀行株に引き続き注目で、三菱商事(8058)などの商社株も再度注目されるだろう。
三菱商事(8058)は雲を割り込んで「三役逆転」となっており、まずは75日移動平均線まで戻すかどうかということだろう。75日移動平均線をあっさりと抜けてくるようであれば、25日移動平均線も抜けるのだろうが、いったんは25日移動平均線に上値を押さえられそうだ。