日経平均は予想以上に強いが・・・ ファストリとソフトバンクGがちょっと気になる・・・ 日々是相場-夕刊- 

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マネー・副業
日々是相場 -夕刊-   2020年11月2日(月)
日経平均   23,295.48 円 △ 318.35 円
≪東証一部≫
売買高    11億8,777万株
売買代金  2兆2263億2500万円
値上り銘柄数 1,622 銘柄
値下り銘柄数 497 銘柄
騰落レシオ(25日) 78.38 % ▼ 1.72 %
為替 1ドル=104.71 円
☆ 市況概況 ☆
米国株安にもかかわらず、売られすぎの反動で堅調
 週末の米国株が軟調、特にナスダック指数は大幅安となったが、日本市場ではすでに大きく売られていたこともあり、買い先行となった。週末に好調な決算を発表した銘柄などもあって買戻しを急ぐ動きとなった。売られすぎている銘柄が先週末はさらに売られたことでの反動もあり、大幅高となった。
 昼の時間帯は特に方向感もなかったが、後場に入るといったん買戻しを急ぐ動きもあって上値を試す動きとなった。ただ、上値の重さが確認されると手仕舞い売りに押され、戻りかける場面もあったが、連休の谷間、米国大統領選挙を控えていることもあり、最後は手仕舞い売りにもあるかと思ったが、案外値持ちのいい引けとなった。
 小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、総じてさえない展開となった。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数や日経ジャスダック平均は軟調だった。積極的に買い上がるだけの材料もなく、先物も買戻しが一巡すると買い気に乏しく、最後は指数を下押す要因となった。日経平均VI(ボラティリティ・インデックス)が乱高下となったことで落ち着かない相場となった。
 相変わらず米国市場に反応するというよりは目先の需給に反応する相場展開となっている。週末のヘッジ売りの買戻しなども指数を押し上げる要因となったが、買い戻し一巡となった銘柄は上値も重く、冴えない展開が続くのではないかと思う。米大統領選挙ではどちらの候補が買っても買戻しを急ぐ動きになりそうで、空売りが積み上がっている銘柄は上昇となりそうだ。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
75日移動平均線は超えたものの、基準線に上値を押さえられ25日移動平均線までも到達しなかった。上値の重さが改めて確認されたことになり、さらに下値を試すこともありそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
連休の谷間とあって持高調整の売り買いが中心となっていたようだ。先週末に売られたものが買われるということで大幅高となったが、中身を伴っていないという感じで、本来であれば調整が進むということになりそうだ。
米大統領選挙が終わると一斉に買戻しが入るとみるか、買い戻しが一巡となったものから手仕舞い売りに押されるかということなのだろうが、買われすぎている銘柄はいずれにしても売られるのだろうし、売られすぎている銘柄は買い直されるのだろう。
決算発表が本格化しているなかで好調な決算を発表するものも多い。ただ、株価にはすでに織り込まれているというものが多いので、出尽くしから売られることになりそうだ。いったん売られた後切り返すものもあるが、高値更新ということでもなく、高値圏での保ち合いから再度売られるということになるだろう。
買えない雰囲気が強まっているが、米大統領選挙が終わると買えるだろう。ただ、空売りの買い戻しが主体ではないので、売られすぎ銘柄がから買われるということになるだろう。

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