日経平均は引き続き冴えない展開か!? 連休の谷間で閑散小動き!? 日々是相場-朝刊-

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日々是相場 -朝刊-2020年11月2日(月)
NYダウ    26,501.60 ▼ 157.51
NASDAQ  10,911.59 ▼ 274.00
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 23,145 円 △ 265 円
NY為替      104.65 円 △ 0.05 円
日経平均  22,977.13 円 ▼ 354.81 円
本日の「朝一番!」動画

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☆ 米国市場 ☆
決算発表で出尽くし感から大きく売られる
 前日の引け後に発表されたハイテク銘柄の決算などを受けて売り先行となり、新型コロナウイルスの感染者数が過去最大となるなど感染拡大が止まらず、経済への影響が懸念されることから大幅安となった。週末の手仕舞いの売り買いもあり、ダウ平均は下げ渋りとなったが、ナスダック指数は大きな下落となった。
 新型コロナウイルスの感染拡大の経済への影響が懸念され、米大統領選挙の混乱も懸念されるなかで、芳しくない決算発表などもあって大きな下げとなった。ハイテク銘柄など買われすぎ銘柄の下落がきつく、相場全体の調整感が強まっているようだ。バブル崩壊ということになるのか、米大統領選挙後の動きが気になるところだ。
 個別には前日の引け後に予想を下回る決算を発表したアップルが大きく売られ、フェイスブックやアマゾン・ドット・コムも決算発表を受けて売れられた。テスラやネットフリックス、エヌビディアなど軒並み大幅下落となった。一方、IBMやキャタピラー、スリーエムなどが堅調だった。
☆ 本日の相場 ☆
 先週末の日本市場は米国株高や好決算発表銘柄が多かった割には冴えない始まりとなり、週末の手仕舞い売りもあって大幅安となった。好調な決算を発表してもある程度織り込まれているということで出尽くし感からの売りも多く、買われすぎ銘柄を売り急ぐ動きもあって大きな下落となった。
 米国株が軟調、特にナスダック指数が大幅安となったが夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調となっており、週明けの日本市場は買い先行となりそうだ。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことや米大統領選挙の混乱なども懸念され、上値は重くなりそうだ。買戻し一巡となったものから売り直されることになるのではないかと思う。ある程度日本市場では週末の米国株安を織り込んだとしても、日本株も買い難い状況であり、買われ過ぎ銘柄を中止にさえないものが多くなると思う。
 23,500円が上値となったが、23,000円を割り込むと買いということになるかどうかというところだ。75日移動平均線を下回っており、戻っても75日移動平均線ということになると売り直され、22,500円程度までの下落となるのだろう。
☆ 本日の注目点 ☆
10月の新車販売(自販連と全軽自協、14:00)
9月末の税収実績(財務省、15:30)
4~9月期決算=日ハム、帝人、フジクラ、日精工、ヤマハ、オリックス、NTTデータ
9月の豪住宅建設許可件数(9:30)
10月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI、10:45)
フィリピンが休場
10月のサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数(3日0:00)
9月の米建設支出(3日0:00)
海外決算7~9月期=ペイパルホールディングス
☆ 銘柄ニュース ☆
下値模索が継続か
参天薬(4536) 1,857 ▼ 81
 米製薬会社から2つの緑内障治療薬を日本や韓国などで独占的に開発・販売する権利を取得したと発表した。フェーズ3の臨床試験(治験)を年内に始め2024年の発売を目指す。
関西電(9503) 951 ▼ 29
 電気推進(EV)船の普及促進に取り組む企業と業務提携したと発表した。共同でEV船を開発し、快適性の向上や業界の人手不足の解消につなげる。
三菱商(8058) 2,326 ▼ 55
 電気自動車(EV)向けの無線充電技術を持つ米国企業に出資したと新聞で報じられた。EVの無線充電と自動運転のノウハウの取り込みを急ぐ。
ソニー(6758) 8,674 ▼ 126
 世界で7千万人の顧客を抱える米アニメ配信大手を買収する方向で最終交渉に入ったと新聞で報じられた。コンテンツの自前の配信を強化する。
トヨタ(7203) 6,803 ▼ 90 、 KDDI(9433) 2,793 △ 28
 資本提携を強化すると発表した。トヨタがKDDIの株式を追加取得する。
日 立(6501) 3,502 ▼ 197
 ブロックチェーン(分散型台帳)技術を使ったシステム開発を支援するサービスの提供を始めたと新聞で報じられた。IoT基盤のサービスに盛り込む。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
週末に米国株が大きく下落したが、日本市場では先んじて大きく売られていたことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が買われている。ただ、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかで米大統領選挙での波乱も懸念され、積極的に買い上がるということはないだろう。買い戻し一巡となったものから再度売られることになるのだろう。
相変わらず、指数に影響の大きな銘柄には空売りが多く、買戻しが入ることで指数も下げ渋りとなる場面も多くなりそうだ。ただ、だいぶ指摘され始めているが、日経平均VIが大きく上昇しており、この水準には注意が必要となってくる。指数先行で一気に売られると、指数の影響の大きな買い戻しが入ると絶好の売り場とされる可能性もあり、日経平均VIが27%を超えているうちは急落には注意が必要だろう。
全般的に冴えない動きで、売られすぎ銘柄も軟調となるものが多くなっている。ただ、明治HD(2269)や三菱UFJ(8306)など底堅さがみられるものも多く、業績上振れの可能性もあるのだから、引き続き売られすぎ銘柄に注目だろう。日水もさらに下値を試す動きになっており、売られすぎだと思うので、引き続き注目される。
日水(1332)は3月安値水準まで下落した。移動平均線や基準線からの乖離も大きく、さすがに安値を更新となると売られすぎ感が強まり、底堅さも見られると思う。

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