☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2022/10/23(日)
☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
今週の米国市場は決算発表が本格化するなかで、特に目立つような決算発表もなく、個別に反応するものの相場全体を動かすようなこともなかった。相変わらず経済指標などを見ながら利上げ幅などへの思惑で右往左往する展開となったが、週末は利上げ緩和期待が強まり一気に買い戻しを急ぐ動きになった。動けば大きく動くということで指数は大きな動きになっているが、金融緩和の終了であることには違いなく、決算発表が出揃うまでは右往左往するのだろう。
ダウ平均は週末に大きな上昇となり、週を通しても戻り歩調となったが、それでもまだまだ大きな流れが変わったということでもないだろう。金利上昇が一服となったといっても高水準でもあり、インフレが終息しないうちは下値模索が続くのだろう。決算発表が終わった後の買い戻し一巡後に売り直されることになるものと思われ、買われすぎ銘柄も多いので、戻り売りに押されて上値が重くなれば再度下値を試すのだと思う。
今週は決算発表が本格化するが、経済指標は月曜日に製造業PMI(購買担当者景気指数)が発表され、火曜日はS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数や消費者信頼感指数が発表される。水曜日は新築住宅販売件数、木曜日は新規失業保険申請件数やGDP(国内総生産)速報値が発表される。金曜日は個人所得・個人消費支出(PCE)や米雇用コスト指数、消費者態度指数、仮契約住宅販売指数が発表される。
☆ 日本市場
先週の日本市場は米国株の上下に連れて高く始まったり、安く始まったりということなのだが、日中の方向感が見られず総じて小動きという展開だった。決算発表前の持高調整の売り買いが中心で、米国市場に連れて寄り付いたあとは上がれば売られ、下がれば買われるという展開が続いた。
今週も相変わらず米国株に連れて右往左往することになりそうだ。為替介入が見られたことで円安一服となるものと思われ、円安メリット銘柄が売られ、コスト増が懸念された銘柄が買い戻されることになるのだろう。決算発表も始まり、円安効果が期待される一方で、コストの増加がどこまで影響しているのか、などを確認することになるのだろう。
決算発表が始まると同時に日銀の金融政策決定会合が行われる。強烈に円安となっていることやインフレ懸念が根強いことから金融緩和の終了について言及があるのかどうかも注目される。結局はまだ何も変わらないのだろうが、円安を理由に、インフレを理由に慎重な見通しを発表するような企業が出てくると、手仕舞い売りを急ぐことになるのだろう。
今週は日本でも決算発表が始まるが、経済指標は月曜日に白物家電出荷額が発表され、火曜日は外食売上高や全国百貨店売上高が発表される。水曜日は企業向けサービス価格指数や景気動向指数改定値が発表され、金曜日は失業率や有効求人倍率、都区部消費者物価指数(CPI)が発表され、日銀金融政策決定会合の結果公表、10月の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」(日銀)が発表され、日銀の黒田総裁が記者会見が行われる。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
先週の大きな陽線に続き今週も大きな陽線で週末となった。買い戻しが主体ということだと思われ、75日移動平均線や雲を意識して上値の重さを確認することになるのだろう。
予想レンジ 30,200ドル~31,500ドル
・ナスダック指数
週末まで25日移動平均線や基準線に上値を押さえられての動きだった。ここを抜けるかどうかというところだが、上値の重さを確認しては売られるという状況は変わらないだろう。
予想レンジ 10,200pt~11,000pt
・日経平均
結局は25日移動平均線に上値を押さえられた形となった。ここからは25日移動平均線や基準線が急落となるところであり、上値の重い展開から下値を試すことになるのだろう。
予想レンジ 26,000円~27,200円
・TOPIX
日経兵平均同様に25日移動平均線に上値を押さえられた形が続いている。さらに25日移動平均線や基準線が下落するので、連れて下値を試す展開が続くのだろう。
予想レンジ 1,820円~1,900円
・ドル円
じりじりとドルが上昇した後、介入で急落となった。移動平均線のサポートを確認しながら堅調な地合いが続くのだろう。
予想レンジ 145.0円~152.0円
・米国10年国債利回り
週末に上髭線となったのでいったん調整となる可能性もある。4%を割り込まないということを確認しながら再度上値を試すことになるのだろう。
予想レンジ 4.00%~4.40%
・今週の相場見通し