☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2022/10/9(日)
☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場は注目された経済指標が芳しくない数値となったことで利上げ幅緩和期待から買い戻しを急ぐ動きとなって戻りを試す展開となった。それでも、雇用指標などが好調ということもあり、結局は戻りの鈍さを嫌気するように、週末には手仕舞い売りに押されて再度下値を試す動きとなった。雇用統計もほぼ予想通りであり、賃金コストの上昇も予想よりも鈍かったのだが、インフレ懸念が根強いことから、失業率が改善したことを材料視し大きく売られることになった。
注目された経済指標は決して好調ということでもなかったのだが、失業率が改善したことで利上げがさらに進むとの見方となった。インフレが収まる収まらないということではなく、「タカ派」的なFRB(米連邦準備制度理事会)の態度が利上げペースが鈍ることはないということにつながって大きな下落となっている。インフレが一段落となる、あるいは好調な決算が相次ぐということでないと反転することもなく、下値模索が続くということだろう。FOMC議事要旨の発表や卸売物価指数(PPI)、消費者物価指数(CPI)の発表があり、FRBのスタンスやインフレに対して神経質な相場が続くのだろう。
今週は月初の買いが終わり、決算発表が始まる。月曜日は債券・為替市場が休場となり、水曜日は卸売物価指数(PPI)が発表される。木曜日は未明にFOMC(公開市場委員会議事要旨)が発表され、夜には新規失業保険申請件数や消費者物価指数(CPI)が発表になる。
☆ 日本市場
先週の日本市場は米国株に連れて売り先行となり、直近の安値を更新して始まったものの、月初の買いが入って切り返し、米国株高に連れて一転して急反発となった。ただ、米国株が利上げ懸念再燃から売られると、連れ安となとなり、下げ渋りは見られたものの逆に下値を試す動きとなった。
今週も米国市場次第でもあるのだが、世界的な金融緩和の終了の影響が見られるなかで、取り立てて買い上がるような材料もなく、上値の重い展開となるのではないかと思う。週初が休日となっているので、週初の米国市場次第ということなのだろうが、下値を試す動きになると思う。
8月決算銘柄から決算発表が始まるが、物価高の影響がどこまで見られるかが注目される。新型コロナウイルスも通常に戻りつつあり、特に足を引っ張るということでもないのだろうが、買い上がるような材料でもなく、米国市場に連れての動きなのだろうが、冴えない展開が続くのではないかと思われる。中国景気への懸念やウクライナ問題、台湾問題など地政学リスクも高く、ちょっとした材料で大きな下落となる場面もあるのだろう。
今週は月曜日はスポーツの日で休場となり、火曜日は国際収支や景気ウォッチャー調査が発表される。水曜日は機械受注や工作機械受注が発表され、木曜日は企業物価指数が発表される。金曜日はマネーストックが発表され、ミニ先物とオプションのSQ(特別清算指数)が発表される。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
基準線や25日移動平均線を意識したところで上値を押さえられ、再度下値を試す動きとなっている。想定以上に上値は重く、再度安値更新となることもありそうだ。
予想レンジ 28,000ドル~30,000ドル
・ナスダック指数
25日移動平均線や基準線までも戻り切らず再度安値を試す展開となっている。安値更新となればそこからさらに大きく売られるのだろう。移動平均線との乖離が広がるまで下落が続くのだろう。
予想レンジ 10,000pt~11,000pt
・日経平均
25移動平均線、75日移動平均線、雲に上値を押さえられる形となった再度下値を試す動きで、あり直前の安値を試すことになりそうだ。
予想レンジ 26,000円~27,000円
・TOPIX
いったん雲の中に突っ込んだものの、25日移動平均線や75日移動平均線に上値を押さえられ再度雲を割り込んだ。再び売り時代となり、下値を試すことになるのだろう。
予想レンジ 1,850円~1,920円
・ドル円
高値圏での保ち合いが続いている。高値更新となって上に放れるのではないかと思う。
予想レンジ 142.0円~147.0円
・米国10年国債利回り
25日移動平均線や基準線に上値を押さえられた形となっている。高値を試すところから高値保ち合いとりそうだ。
予想レンジ 3.80%~4.20%
・今週の相場見通し