☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2022/9/25(日)
☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場はFOMC(公開市場委員会)での大幅利上げを受けて売られ、大幅安となった。大幅利上げはある程度予想されたことであったが、インフレ収束の気配も見られず、世界的な利上げが見られ、これまでの金余りからの変化が改めて懸念されたものと思われる。積極的に買い向かうような材料もなく、週末は手仕舞い売りに押されるものも多くなるなどさらに調整感が強まった週となった。
大幅利上げでも材料出尽くしとならず、さらに金融引き締めが強化されるのではないかとの警戒も出ているようだ。これまでの楽観的なソフトランディング期待も薄れ、ハードランディングに備える展開となっているということだ。景気指標などにも悪化が見られ、その流れが世界的な景気鈍化につながるとの警戒もあり、買えない状況が続ているということだ。好調な決算などが見られないと下げ止まりも見られず、売られるところまで売られるということになりそうだ。特に消費関連の指標の悪化などが見られれば大きく下落するだろう。
今週は火曜日に耐久財受注やコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数が発表され、水曜日に仮契約住宅販売指数が発表される。木曜日は新規失業保険申請件数やGDP(国内総生産)確報値が発表され、金曜日は個人所得・個人消費支出(PCE)やシカゴ購買部協会景気指数(PMI)、消費者態度指数が発表される。
☆ 日本市場
先週の日本市場は連休の谷間に日銀の金融政策決定会合があり、さらに金融政策決定会合で金融緩和の継続が取りざたされ米国株安に連れ安となったものの下げ渋りも見られた。記者会見での黒田日銀総裁のコメントなどで当面の利上げが否定されると大きく円安に触れる場面もあったが、24年ぶりの円買い介入なども見られ、為替は乱高下となった。週末の祝日には先物やオプションの祝日取引も始まったが、米国株が急落となり、連れ安となった。
今週の日本市場は先週に続き、米国株安を受けて売り先行となりそうだ。先週は何とか27,000円台は保ったものの、今週は割り込んでの始まりとなりそうだ。世界的にインフレが進むなかで金余りの終焉もあって世界同時株安となっており、日本は唯一金融緩和を継続しているといっても株安は続くことになりそうだ。
月末ということでの持高調整の売りや日経平均の銘柄入れ替えの影響などもあり、さらに下値を試すことになりそうだ。割安銘柄などへの資金シフトで下げ渋ることもあるのだろうが、少なくとも上値を買い上がるような雰囲気ではなく、下値模索ということなのだろう。米国の景気だけでなく、中国景気の翳りなどが取りざたされることになれば、さらに大きく下押すと考えられる。空売りが積み上がれば下げ渋るのだろうが、需給面での期待もできず、大きく売られそうだ。
今週は月末の週ということで指標の発表も多く、月曜日は外食売上高があり、火曜日は企業向けサービス価格指数が発表される。水曜日は日銀の金融政策決定会合議事要旨や景気動向指数改定値が発表され、木曜日は建機出荷額が発表になる。週末金曜日は月末、中間期末で失業率や有効求人倍率、商業動態統計、鉱工業生産指数速報値、自動車輸出実績、住宅着工統計、消費動向調査が発表される。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
下値を試す動きになったが、移動平均線や基準線、雲などからの乖離も大きく、週末に下ヒゲ線となったことから戻りが期待される。まずは週初に30,000ドル台を回復するかどうかということなる。いずれにしても下値模索が続くそうだ。
予想レンジ 29,000ドル~31,000ドル
・ナスダック指数
6月の安値を試すところで下げ渋りとなった。下ヒゲ線であり、戻りも期待されるが、上値の重さ、戻りの鈍さが感じられるとすぐに売り直されるような下値模索が続きそうだ。
予想レンジ 10,500pt~11,500pt
・日経平均
いったん、75日移動平均線や雲の水準で下げ止まったかに見えたがあっさりと雲を割り込んで売り時代となった。下値模索が続くということであり、いったんは5月~7月の安値水準を試すことになりそうだ。
予想レンジ 26,000円~27,500円
・TOPIX
雲を割り込まずに何とか持ちこたえた形だが、改めて雲を割り込むと売り時代となり、下値模索となるのだろう。
予想レンジ 1,850円~1,920円
・ドル円
介入警戒も根強く戻れば売りということなのだろう。高値圏での保ち合いが続くと思う。
予想レンジ 140.0円~145.0円
・米国10年国債利回り
高値での上ヒゲ線となり、いったん高値となった可能性も高い。高値圏での保ち合いが続くのだろう。
予想レンジ 3.60%~3.80%
・今週の相場見通し