☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2021/12/12(日)
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☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場は急反発となり、買戻しも交えながら一気に戻りを試す動きとなった。特に買い材料があったというわけでもなく、逆に米中摩擦問題や新型コロナウイルスの変異株の感染拡大など悪材料もあったが、新型コロナウイルスの変異株にワクチンが有効だとか、インフレ懸念も一服したなどというちょっとしたことで買われるということになった。週末のCPI(消費者物価指数)の発表や今週のFOMC(公開市場委員会)を控えての買戻しなども急反発の要因となった。
今週はFOMC(公開市場委員会)を控えて様子見気分の強い始まりとなり、目先的に買われたものが手仕舞い売りに押されるなど持高調整の売り買いから始まりそうだ。先週大きく上昇していたこともあり、買戻し一巡感も出て来ると思われ、上値の重さが嫌気されると一気に手仕舞い売りに押されるものも出てきそうだ。FOMCの結果で早期利上げなどへの懸念が強まると売り急ぐ動きとなり、週末の「クワドルプルウィッチング」前の持高調整やヘッジの売り買いで右往左往することもありそうだ。急反発の後だけに買いが買いを呼ぶ展開になるというよりは売りが売りを呼ぶ展開となる可能性の方が高いのではないかと思われ、今度は急反落となることも警戒しなければならないだろう。
今週は火曜日に卸売物価指数(PPI)が発表され、水曜日は小売売上高や輸出入物価指数、ニューヨーク連銀製造業景況指数、NAHB住宅市場指数、企業在庫が発表される。木曜日未明にFOMC(公開市場委員会)の結果が発表され、パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見が行われる。夜には新規失業保険申請件数や住宅着工件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数、鉱工業生産・設備稼働率が発表される。また、木曜日はECB(欧州中央銀行)理事会の結果も発表になる。
☆ 日本市場
先週の日本市場は特に材料がないなかで急騰して始まったものの上値の節目で押さえられ、最後は手仕舞い売りに押される形で再度調整となって終わった。売り急ぐ動きでもなかったが、買い材料にも乏しいということで上値の重さが確認されると手仕舞い売りに押される形となった。
今週の日本市場は週末の米国株が堅調となったことなどもあり、堅調な始まりが期待されるが、日銀短観や金融政策決定会合などもあり、結果次第という面もあるだろう。ただ、指数に影響の大きな銘柄には買われ過ぎ感が強いものも多く、年末を控えての手仕舞い売りに押されるものも多くなりそうだ。積極的に買い上がる材料にも乏しく、空売りの買戻しが一巡となると買い手不在ということにもなりかねない。新たな市場参加者、特に腰の据わった買いが入り難いところでもあり、冴えない展開となるのだろう。
日経平均の水準としては29,000円前後の節目が意識される状況にある。ここを抜けるには米国での利上げ懸念や米中摩擦問題、そしてオミクロン株の影響など不安材料が一つでも払拭される必要があるだろう。日銀の金融政策決定会合でも金融緩和の終了が取り沙汰されることはないのだろうが、インフレ懸念などに言及があれば、株式市場に取っては悪材料となりそうだ。いずれにしても週初は様子見気分も強いと思われ、そうした状況でも売り物が嵩むことになればいったんは下値を試すことになるのだろう。
今週は日銀短観が発表され、物価見通しなども示される。加えて機械受注の発表もある。火曜日は鉱工業生産指数速報値、水曜日は第3次産業活動指数が発表される。木曜日は貿易統計や首都圏・近畿圏マンション販売が発表され、日銀の金融政策決定会合が始まる。週末金曜日は日銀の金融政策決定会合の結果が発表される。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
雲を割り込んで調整が続くかと思ったが、一気に雲や75日移動平均線、25日移動平均線や基準線までも抜けてきた。さすがに目先的な過熱感もあり、いったん25日移動平均線や基準線のサポートを確認するような動きになるだろう。
予想レンジ 35,500ドル~36,000ドル
・ナスダック指数
25日移動平均線や基準線に上値を押さえられた形だ。75日移動平均線や雲のサポートを確認するように調整となるのだろう。
予想レンジ 15,200pt~15,800pt
・日経平均
25日移動平均線や75日移動平均線を意識して雲や基準線に上値を押さえられた形だ。雲のねじれの日柄でもあるが、引き続き雲の水準が上値となるのだろう。いったん上値の重さが確認されると再度下値を試す動きになるのだろう。
予想レンジ 27,500円~29,000円
・TOPIX
雲や25日移動平均線、75日移動平均線に上値を押さえられた形だ。再度下値を試す動きになり保ち合いが続くということなのだろう。
予想レンジ 1,900円~1,980円
・ドル円
上値は25日移動平均線に押さえられ、下値は雲にサポートされている。この保ち合いがもう少し続くのだろう。
予想レンジ 113.2円~114.0円
・米国10年国債利回り
雲の中で25日移動平均線、75日移動平均線、基準線、雲の上限=先行スパン1に上値を押さえられた形だ。雲の上昇に連れて上値を試す動きになるのだろう。
予想レンジ 1.45%~1.58%
・今週の相場見通し
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