☆ 株式相場展望 -週報- ☆ 2021/8/29(日)
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☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
先週の米国市場は週末のジャクソンホールでのパウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の講演を気にして上値が重く手仕舞い売りに押される場面もあったが、目先的な過熱感が強いなかで堅調だった。注目されたパウエル議長の講演も金融緩和の縮小が行われても利上げは当面ないとの見方になり、買戻しなども交えて大きく戻すという状況だった。
今週はさすがに過熱感もあり、いったん上値の重さが嫌気されると手仕舞い売りに押される場面も多くなりそうだ。利上げが当面ないとの見方でハイテク銘柄など買われすぎ銘柄がさらに買われる場面もあるかもしれないが、主要な経済指標の発表も多く、ちょっとした指標のブレに大きく反応することもあるだろう。特に悪材料とされるものがみられれば買われ過ぎ感が強いだけに買戻し一巡となったものから売られるということもありそうだ。
今週は月曜日は仮契約住宅販売指数が発表され、火曜日はS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数やシカゴ購部協会景気指数(PMI)、消費者信頼感指数が発表される。水曜日はADP全米雇用リポートや米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、建設支出が発表され、木曜日は新規失業保険申請件数や貿易収支、労働生産性指数、製造業受注が発表される。週末金曜日は雇用統計とISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況感指数が発表される。
☆ 日本市場
先週の日本市場は先々週の下落の反動もあり大幅高となった。ただ、積極的に上値を買い上がるということでもなく、米国市場に引きずられて指数が堅調となったものの物色テーマもはっきりとしない戻りとなった。節目とみられる28,000円まで戻すでもなく、朝方から買いが入っても最後まで続かないという買い気に乏しい展開のなかでの戻りとなった。
今週の日本市場は週末の米国株が高かったこともあり、買い先行となりそうだ。ただ、新型コロナウイルス感染拡大が止まらないことや米国での材料出尽くし感が強まると途端に手仕舞い売りに押されるということになるだろう。業績の先行きに関して強気に見れるということでもなく、冴えない展開となるのではないかと思う。
それでも売られ過ぎ感が強い銘柄や割安感が強い銘柄には金余りのなかで買われるものも見られており、売られすぎ銘柄の修正高ということで指数が下支えられるのではないかと思う。日経平均は銘柄入れ替えの話題も出てきそうで、上値の重い展開が続くのだろうが、相場全体としては割安銘柄が買われるような地味な相場ではあるものの底堅さも見られるのではないかと思う。米国の指標への反応次第で大きく上昇することはないだろうが、大きく下落することはあるかもしれない。
今週は月曜日は商業動態統計、火曜日は有効求人倍率や失業率、鉱工業生産指数速報値、建設機械出荷台数、自動車輸出実績。消費動向調査、住宅着工件数が発表される。水曜日は法人企業統計や新車・軽自動車販売台数が発表され、木曜日はマネタリーベース、金曜日は日銀当座預金増減要因見込みが発表される。
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・NYダウ
25日移動平均線や基準線にサポートされた形だ。底堅さは見られるのだろうが、高値を抜け切れずに上値が重く、下値を試す動きもみられると思う。
予想レンジ 34,800ドル~35,600ドル
・ナスダック指数
「三川」の形で水曜日に高値を付けたかと思ったのだが、週末に一気に抜けてきた。それでも25日移動平均線や基準線との乖離も大きく、そもそも25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も大きく、買われすぎ感が強く上値も重くなるだろう。
予想レンジ 14,800pt~15,200pt
・日経平均
25日移動平均線や基準線まで戻したものの上値が重いという感じだ。引き続き基準線や25日移動平均線を割り込んだら買われ、抜けたら売られるということなのかもしれない。遅行線がローソク足に合わせて右往左往しそうでもある。27,500円~27,800円を中心とした保ち合いが続くと思う。
予想レンジ 27,000円~28,000円
・TOPIX
いったん雲や75日移動平均線も抜けて上値を試す動きになるとの期待もあったのだが、再度雲の中に突っ込んできた。25日移動平均線や基準線にサポートされた形ではあるが、移動平均線や雲などが収れんしており、ここからどちらに放れるかが注目される。雲のねじれの日柄で上にいるか下にいるかでここからの方向が決まりそうだ。
予想レンジ 1,900円~1,950円
・ドル円
狭い範囲での動きが続いている。薄い雲に上値を押さえれている感じだが、雲も基準線も25日移動平均線も75日移動平均線も同じような水準で収れんしており、もうしばらくこの水準での保ち合いが続きそうだ。
予想レンジ 109.5円~110.3円
・米国10年国債利回り
上値を試す動きとなったものの75日移動平均線や雲の上限で上値を押さえられた。今度は雲の下限や基準線、25日移動平均線のサポートを確認するのだろう。
予想レンジ 1.27%~1.38%
・今週の相場見通し