小3・小4で見え始める「2Eかもしれない」サイン

小3・小4で見え始める「2Eかもしれない」サイン

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コラム
―8〜10歳ごろ、集団生活の難しさがはっきりしてくる―
8〜10歳ごろになると、子どもは学校生活の中で、より複雑な人間関係や集団行動を経験します。

先生の指示を聞く。

友だちの気持ちを考える。

グループで動く。

時間を守る。

自分の感情を調整する。

この時期になると、ギフテッドの子の中には、学ぶ力の高さと生活面の難しさの差がはっきりしてくる子がいます。

勉強はよく分かる。

好きな分野の知識は深い。

大人と話すと驚くほど鋭い。

けれど、友だち関係でつまずく。

先生の指示に合わせられない。

座っていることが苦痛。

忘れ物や提出物が苦手。

場の空気を読むことが難しい。

こうした姿が続く場合、2Eの可能性を考える必要があります。

2Eとは、高い能力と発達上の困難が同時にある子どもたちです。

たとえばASDの傾向がある場合、相手の気持ちを読むことや、集団の暗黙のルールを理解することが難しくなることがあります。

ADHDの傾向がある場合、座って待つ、周囲に合わせる、注意を持続することが難しくなり、集団生活で問題が起きやすくなります。

ここで保護者が傷つくのは、学校から「困った子」として見られることです。

家では深い話ができる。

能力もある。

なのに学校では叱られる。

この矛盾に、親も子も苦しみます。

対応として大切なのは、能力の高さと困りごとを分けて見ることです。

「賢いから大丈夫」ではありません。

「困っているから能力がない」でもありません。

両方ある子なのです。

私は、小3・小4ごろは、ギフテッドと2Eの可能性を丁寧に見極める重要な時期だと考えています。

診断名を急ぐ必要はありません。

でも、困っているなら支援は必要です。

座席、課題量、指示の出し方、休憩、対人関係の橋渡し。

小さな調整が、その子の学校生活を大きく変えることがあります。
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