小1で「なぜこの授業を受けるの?」と感じる子

小1で「なぜこの授業を受けるの?」と感じる子

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コラム

―6歳ごろ、学習意欲と集団生活のズレが始まる―

小学校に入ると、子どもは初めて大きな集団の中で学びます。

先生の話を聞く。

席に座る。

順番を待つ。

同じ課題に取り組む。

友だちと活動する。

ここで、社会性と学力の両方を少しずつ身につけていきます。

ところが、ギフテッドの子の中には、小学校に入った瞬間から違和感を抱く子がいます。

授業が簡単すぎる。

説明を聞く前に分かってしまう。

何度も同じ練習をする意味が分からない。

もっと難しいことを知りたい。

その一方で、集団生活のルールにはまだうまくなじめないことがあります。

自分の興味を優先してしまう。

先生の話を途中で遮る。

分かっていることを何度も聞くのが苦痛になる。

同級生との遊びや会話に退屈してしまう。

保護者は、学校からの連絡に戸惑います。

「授業中に勝手なことをしています」

「話を聞いていません」

「友だちと合わせられません」

家では賢く見えるのに、学校では問題児のように扱われる。

このギャップは、保護者にとって本当につらいものです。

しかし、この時期の子どもを「生意気」「わがまま」と決めつけるのは早すぎます。

本人は、学校を困らせたいのではありません。

学びたい気持ちが強すぎて、集団のペースと合っていないのかもしれません。

対応としては、学校と家庭で情報を共有することが大切です。

その子が何に興味を持っているのか。

どの課題なら集中できるのか。

どんな場面で崩れやすいのか。

授業が終わった子に発展課題を用意する、質問をノートに書かせる、家庭で探究の時間を作るなど、小さな工夫が助けになります。

私は、小1のギフテッド児には「学校に合わせなさい」だけでなく、「学校の中で力を出せる入口」を作る必要があると考えています。

集団生活を学ぶことは大切です。

でも、その子の学びたい気持ちを消してまで合わせさせる必要はありません。
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