AIが共感する傾聴をする時代に、カウンセラーは何をするのか?

AIが共感する傾聴をする時代に、カウンセラーは何をするのか?

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コラム
――「その高額、本当に必要ですか?」


カウンセリングの世界では、

今も「人と人との対話」にこそ価値があるとされています。


特に日本では、ロジャースの「積極的傾聴」が重視され、

産業カウンセラーなどは「共感・受容・傾聴」以外の介入は、

控えるよう指導されることもあります。


しかし、こうした傾聴中心のスタイルが果たして人間にしかできないものなのか?

といえば、そうとは言い切れません。


むしろ、今や無料で使えるAIとの対話でも、かなりのレベルで傾聴は成立します。

話を遮らず、否定せず、きちんと意味を汲み取る。

こちらに共感しているように感じられる返信・・・


時にAIのほうが、余計な感情や判断を挟まず、

人間以上に丁寧に聞いてくれます。



人間のカウンセリングは「当たり外れ」がある


カウンセラーにも個性や力量の違いがあり、当たり外れがあるのが現実です。


クライアント側は、実際に何人もカウンセラーを試すわけではないため、

「本当にこの人が合っているのか?」を見極めにくい。

さらに、高額であればあるほど、「効果を感じなければ自分のせい」

と思い込んでしまう心理も働きます。


かつて1セッション7万円のコーチングを受けましたが、

正直、価格に見合うだけの価値は私には感じられませんでした。


もちろん、全員がそうとは言いません。

でも、高額であることが「これはすごいに違いない」

と思わせる“プラセボ効果”として作用する構造は、確かに存在します。


効果がなかった時、自分を責めてしまう恐れもあります。


また、ライザップのように高額支払ったからこそ、

真剣に取り組むなんてこともあります。


なぜ人は「高額」に価値を見出すのか


結局のところ、「この人は特別だ」「この時間は貴重だ」と思いたい心理が働きます。

それは信じることで癒されるという構造でもあると思います。

だから、その人の熱心なファンであれば、高額を払っても満足できる。

それはそれで自由です。


ただし、それは「信じたい人」「依存したい人」にとっての話です。


カウンセリングの本質が「話を聞いてもらうこと」「自己理解を深めること」

だとしたら、それはAIでもある程度は成立します。


むしろ、偏りや誘導のないAIとの対話のほうが、

ニュートラルな気づきを得やすい場面すらあるかもしれません。



有料の前に、無料で試してみてもいい


もちろん、すべての人間のカウンセラーが不要になるとは言いません。

人との共鳴、体感的なエネルギー、予期せぬ共鳴──

そういった偶発性には人間ならではの魅力があります。


でも、だからといって「高額=高価値」とは限らない。


個人的には、1時間あたり2〜3万円が適正な上限ではないかと考えています。

それ以上の価格になると、実際に提供される価値とのバランスは大きく崩れていくのではと考えています。


その場で起こる変容や癒しが偶然の副産物でない限り、

それほどの対価を短時間で提供するのは至難の業でしょう。



値段で納得する前に、「問い直す力」を


もしあなたが誰かに高額を払おうとしているなら、

まずは無料のAIカウンセリングを使ってみてください。

それだけで大きな気づきを得られる可能性もあります。


大切なのは、「高い=効果がある」「有名=信じるべき」

という自動思考に陥らないこと。


求めるべきは、高額な“救世主”でなくて、

自分の感性との対話と考えます。


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