もしこの世界のすべての人が
心から好きな仕事に就いたら、どうなるだろうか。
夢のような話ですね。
少しだけ、その世界を想像してみませんか?
「みんなが好き勝手したら、世の中めちゃくちゃになるよ」
おそらくそんな不安の声が、きっとどこかで聞こえてくる気がします。
でも、それは案外、ただの杞憂に終わるかもしれない。
子どもたちは、無邪気に夢を語ります。
「わたし、将来女優さんになりたい!」
「僕は、サッカー選手になりたい!」
若い人達は、自らの未来像を力強く描く。
「オレは社長になる!」
「私は、音楽で生きていく!」
けれど、その言葉には見えない前提がある。
彼らがなりたいのは、「女優」そのものではない。
「社長」や「ミュージシャン」という肩書きではない。
彼らが目指しているのは、
その役割を通して輝いている、『わたし』だ。
女優になるのではない。
女優という仕事を通じて、
あなたらしく輝いている『あなた』になろうとしている。
社長になるのではない。
会社という場を生かして、
あなたのやり方で世界と関わりたい。
何が言いたいかといえば、
あなたは、誰かになる必要はない。
ただ、何かをしているあなたであればいい。
「女優」はこの世界に数えきれないほどいる。
けど、まったく同じ人は誰ひとりいない。
見た目、声、仕草、世界の見方
すべてが違う。
だからこそ、「同じ仕事」なのに、「違う魅力」が生まれる。
そして、それぞれにちゃんと需要がある。
人が仕事を通して届けているのは、
単なる技術やモノではない。
パン職人が売るのは、パンではない。
歌手が届けるのは、歌そのものではない。
そのパンを焼いた「あなた」
その歌を歌った「あなた」
仕事を通して、人は『自分自身』を表現している。
そう考えれば、焦ることが減りませんか。
あなたは、誰かになる必要はない。
誰かと同じでなくていい。
あなたは、どんな『あなた』になりますか?
どんな風に笑い、
どんな風に語り、
どんな風に世界と触れ合うとき、
あなたらしさが最も輝くのでしょうか。
あなたにしか出せない色がある。
あなたにしか鳴らせない音がある。
あなたにしか歩めない道がある。
それを待っている人は必ずいます。