第133話「ライフスタイルの大転換」

記事
コラム
・感謝の言葉

・自らの価値を感じる



青年

「いやいや、



ご冗談もほどほどにしていただきたいですね。



ここに存在している



だけで誰かの役に立っているとは、



いったいどこの新興宗教ですか!」



哲人

「まさに共同体の問題について、



アドラー本人に向かって



同じような質問をした人がいました。



このときのアドラーの答えはこうです。



『誰かが始めなければならない。


他の人が協力的でないとしても、


それはあなたには関係ない。


わたしの助言はこうだ。


あなたが始めるべきだ。


他の人が協力的であるかどうかなど


考えることなく。」


青年

「わたしはここに生きている。



他の誰でもない『わたし』がここに生きている。



しかし、自分に価値があると思えません。



それは、対人関係が原因です。



普段図書館でやっている仕事も



わたしであろうが



他の誰かであろうと



あるいは機械であろうと



なんの関係もない。



誰ひとりとして



『このわたし』のことを求めていない。



そんな状態で、自分に自信が持てますか?



自らに価値があると実感できますか?



哲人

「アドラー心理学から見た答えはシンプルです。



まずは他者との間に、


ひとつでもいいから横の関係を築いていくこと。


そこからスタートしましょう。



青年

「馬鹿にしないでください。



わたしだって、友人くらいいますよ。



彼らとは横の関係を築けていますよ。」



哲人

「とはいえ、あなたは親や上司、



また後輩やその他の人々に対して、



縦の関係を築いているはずです。



青年

「もちろん、使い分けています。



誰だってそうでしょう。」



哲人

「ここは非常に重要なポイントです。



縦の関係を築くか、



それとも横の関係を築くか。



これはライフスタイルの問題であり、



人間は自らのライフスタイルを


臨機応変に使い分けられるほど、


器用な存在ではありません。


もし、あなたが誰かひとりでも


縦の関係を築いているとしたら、


あなたは自分で気づかないうちに


あらゆる対人関係を『縦』でとらえているのです。」




逆に言えば、



もしも誰かひとりでも横の関係を



築くことができたなら



ほんとうの意味で対等な関係を築くことができたなら



それはライフスタイルの大転換です。



そこを突破口にして、



あらゆる対人関係が『横』になっていくでしょう。」





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人を下とか上とかで判断しがち。



それは、日本の教育がそういう仕組みであったから。



極端な例かもしれないが



お金を持っているからえらい



お金をもっていないからダメ



そんなことはない。



仕事ができるから良い



できないからダメ。



そんなことはない。



あなたは他の人と比べる癖がありますか?



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