「……もういいから、別れよう」
その一言が、今も後悔と共に耳に残っています。
あの日、ワンルームの部屋で。付き合っていた彼女に、僕はそう呟きました。
彼女は何も言いませんでした。ただ、僕の顔をじっと見つめたまま、黙って立ち尽くしていた。
本当は別れたくなんて、なかった。だけど、その時の僕には
「彼女の人生から、僕が消えることが一番のやさしさだ」そう思えて仕方なかったんです。うつ病のどん底で、どんなに彼女が優しくしてくれても、素直に受け取れない。疲れて、何もできない。デートも行けない。
「ありがとう」が言えなくなって、「ごめんね」ばかりが口癖になった。
彼女が部屋に来てくれても、「うれしい」より先に「申し訳ない」が来てしまう。一緒にいるのが、だんだん、苦しくなっていった。
「こんな自分と一緒にいても、彼女は幸せになれない」「僕なんかじゃ、彼女の人生を支えられない」
そう思い込んで、「別れよう」という言葉を選んでしまった。
もし、あなたが今
うつ病の恋人から「別れたい」と言われて、頭の中が真っ白になっているのなら。
夜になっても眠れず、「私のせいだったのかな」「どうすればよかったの?」そんなふうに、自分を責めているのなら。
その気持ちが今も胸に突き刺さります。僕もまた、彼女に「別れたい」と伝えた当事者だから。
恋人からの突然の別れの言葉。何が起きたのか分からず、誰にも相談できず、たった一人で悩み続けていませんか?
でも、もしかするとその「別れたい」は、あなたを傷つけるためじゃなく、あなたと自分を守るための言葉だったのかもしれません。
僕は今、カウンセラーとして、うつ病の恋愛に関するご相談をたくさんいただいています。その中でも特に多いのが、こういった「突然の別れの言葉」に戸惑う声です。
そして気づいたんです。言葉は違っても、そこに隠された本音には、共通点があることに。
そこで今回、うつ病の恋人が「別れたい」と言うとき、その裏側にどんな心理があるのか?
「本心」と「病気による思考」の違いをお伝えします。
自分を責めすぎなくてよくなります。
状況に合わせた、やさしい対処法が見つかります。
そんな内容を、当事者として、心理士として
すぐに言葉が見つからないあなたへ。どう返せばいいか分からないを、安心に変えるサポートです。