「物が欲しい衝動」の奥にあった感情に気づくということ ― 物を買う前に、“こころに聞いてみる”ことを始めた ―

記事
占い
はじめに
私はこれまで、「物を得ることで安心する」という生き方をずっと続けてきました。
子どもの頃、何かを買ってもらえたり、自分で手に入れたときだけ、
ほんの少しだけ「安心できた」感覚がありました。

「物さえあれば、落ち着ける」
「これを持っていれば、大丈夫な気がする」
そう思って、大人になった今も、浪費がやめられず、貯金もできない。
本当は物じゃなくて、心がほしい。でもどうしたらやめられるのか、ずっとわからなかった。

なぜ、物を得ることで安心してしまうのか?
それは、「物=愛」「物=安心」と、心と身体が強く覚えてしまったからです。

幼いころ、暴力や怒声が飛び交う日常の中で
何かをもらえた瞬間だけは、

「見てもらえた」
「存在を許された気がした」
「自分には価値があるのかもしれない」と思えた
その安心の一瞬が、あまりに貴重で、脳が学習してしまった。

「もらうこと=愛」「物=安心」「得ること=価値の証明」
この感覚は、ただの「物欲」でも「依存」でもない。
わたしが心を守るため、生き延びるために選んだ、唯一の方法だったんです。

それでも、「もうこのままじゃつらい」と思った
私は虐待の影響で、常に孤独感と無価値感を抱えていました。
劣等感が奥底に根を張っていて、いつも心がざわざわしていて、
「私なんか…」という気持ちと「もっと認められたい!」という承認欲求が両方あって苦しかった。

そんな中で、物を得たときだけ、ふっと安心できる瞬間があった。
でもそれは、ほんの一瞬で、またすぐに「何か足りない」と感じてしまう。

「また買ってしまった」
「また満たされなかった」
「でも、手放すのがこわい」
そんな心のループの中で、私はようやくこう思ったんです。

「このままじゃつらい」
「もう物でごまかしたくない」
「私の心を、ちゃんと見てあげたい」

感情の“換金”という考え方に出会って
そんなとき出会ったのが、「感情の換金」という考え方でした。

これは、「物で埋めようとしていた感情」にちゃんと名前をつけて、
自分の中で“言葉に換える”という方法です。

たとえば、買い物をしたくなったとき。
実際に欲しいのは物じゃなくて、

「寂しい」
「誰かに見てほしい」
「ちゃんとここにいていいって思いたい」
「今日、よく頑張ったって言ってほしい」
そんな“気持ちの叫び”だったりする。
でも、そのままでは感じきれなくて、無意識に「物」で置き換えていたんです。

感情の換金とは「心の通訳」をしてあげること
感情の換金というのは、
「衝動」を“そのまま”で終わらせずに、心の声を翻訳してあげること。

物が欲しい!
→ なぜ?
→ 安心したいの?
→ ひとりが怖いの?
→ それとも、自分にOKを出せないくらい疲れてるの?
この問いかけは、一種の“心の通訳”。
言葉にならなかった感情に「意味」を与えてあげることで、
物に頼らなくても自分のことを理解し、慰める力が育っていきます。

【ワーク】感情の換金リストをつくってみた
そこで私は、物欲の衝動が出てきたときにすぐ見返せるよう、
自分のための「感情の換金リスト」を作るようになりました。

● 寂しいとき

→ 誰かと軽くやりとりする(LINE・SNS)
→ 自分に「今は一人だけど、ちゃんとここにいるよ」と声をかける
→ お気に入りの音楽や、毛布にくるまる安心感を味わう

● 無価値感を感じたとき

→ 今日の“できたこと”を1つだけメモに書く
→ 「生きてるだけで十分」と小さくつぶやく
→ 自分に「大丈夫、ここにいていいよ」と許可を出す

● 買いたくなったとき

→ 「何を得ようとしてる?」と問いかける
→ 10分タイマーをかけて、深呼吸と身体をゆるめる
→「これは“物”じゃなく、“感情のSOS”かもしれない」と思い出す

このリストをつくることで、
“反射的な行動”にブレーキをかけられるようになり、
その瞬間の衝動がやわらぐようになってきました。

【記録】物じゃなくて安心できた体験を書いていく
私は日記やメモに、
「今日は物を使わずに安心できたこと」を記録しています。

ゆっくりお茶を飲んだ
好きな服を眺めるだけにした
湯船にちゃんと浸かった
誰にも会わなかったけど、生きてた
これらは小さな「成功体験」。
“物以外でも満たされる”という感覚を、身体と心に刻む時間なんです。

【今日の結論】
私は今も、時々「何かを得たくなる衝動」に襲われます。
でも、そんなときはすこし立ち止まって、自分にこう問いかけています。

「いま、ほんとうに欲しかったのは何?」
「物じゃなくて、“私を安心させる方法”は他にもある?」
「買う前に、まず“こころ”に聞いてみよう」
その問いかけができるようになっただけでも、
わたしにとっては大きな前進です。

「私は、もう“物”以外でも満たされるんだ」
それに気づけたことが、わたしにとってのはじまりです。

次回予告
第4回では、
「それでも、物が欲しい!」と叫ぶ怒りのエネルギーと向き合った時間
愛されなかった悔しさ、わかってほしかった気持ち。
そして、物欲の裏にあった“叫び”について綴っていきます。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら