前回は初心者の方がカメラを始める際に後悔しないレンズの選び方として最初は「キットレンズで良い」というお話しました。
今回は2本目にはどのようなレンズが選択肢として良いのか?というテーマで記事にしております。
前回の記事
単焦点レンズ?ズームレンズ?
レンズには「単焦点レンズ」と呼ばれる「焦点距離(画角)が固定されたレンズ」と「ズームレンズと呼ばれる焦点距離を自由に変えることができるレンズ」があります。
どちらにもメリットでデメリットがありますが、今回は単焦点レンズに絞ってお話していきます。
単焦点レンズのメリット・デメリット
メリット
・明るいレンズ(F値の小さいレンズ)を(比較的)安価な価格から手に入れることができる
・F値が低い(明るい)ため、背景がボケる(写真を撮るのが楽しくなる)
・焦点距離が固定されているので構図を自分の足を使って考えるようになる
・自分の得意な焦点距離ができる
デメリット
・レンズ沼に導かれる
・ズーム(超解像ズームなどを除く)ができないため、最初は構図作りに苦労する
撒き餌レンズって何?
「50mm f1.8」 通称:撒き餌レンズと呼ばれるものが各メーカーあります。
恐らく初心者の方が最初にレンズを検討・検索する際によく出てくるワードだと思いますが、この撒き餌レンズは安くてとても性能(描写力)がいいことで有名なレンズです。(1万5千円程度~)
安くて性能がいい、、、「え、そんなん買いやん」ってなりますよね?(笑)
筆者は昔Canonの撒き餌レンズを買いました。
が、この50mmという画角は「フルサイズ換算」で50mmという意味です。
もしフルサイズ機を持っていれば50mmという画角で撮影できますが、APSCや(マイクロ)フォーサーズといったフルサイズよりも小さいセンターの場合
例えばAPSCカメラでは
レンズの焦点距離×1.5倍(※Canon 1.6倍)=75mmの焦点距離となります。
↑筆者が初めて50mm f1.8で撮影した写真です(JPEG撮って出し)
カ...カワイイ...いやいやそうではなく、、、
いかがでしょうか?
この75mm(Canon 80mm)という画角は中望遠の画角で、ポートレート撮影や動物撮影には背景がよくボケ素晴らしい焦点距離ですが、初心者の方や日常使いではあまり活躍しにくい画角です。
一般的に「50mm」は人が注目して物を見ているときの画角と同様といわれており、非常に撮影しやすく初心者にオススメの画角ですがフルサイズのカメラを持っていないと、この恩恵を活かすことは出来ないのです。
とりあえず撒き餌レンズだからと飛びついてはいけないものです(はっきりとした目的があれば別です)
ではAPSC機で50mm(35mm換算)の画角を得るには、どのくらいの焦点距離かというと、30~35mmのレンズということになります。
こちらも各社から純正品が販売されていますが、意外と高価で手を出しにくい物もあります。
単焦点レンズでオススメの1本
SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary C016
そこでオススメしたいのがSIGMA 30mm f1.4です。
30mmという標準域(50mm付近の画角)に加え、F1.4の明るさ、そして3万円台~という最高にコストパフォーマンスがいいレンズです。
このシリーズは「Canon EF-M」「Sony Eマウント」「マイクロフォーサーズ」「富士フイルムXマウント」「ニコンFマウント」などがあり、多くユーザーが「神レンズ」と称す素晴らしいレンズです。
描写力、AF(オートフォーカス)精度は申し分なく、コンパクトかつ軽量で弱点が見当たらないレンズとなっています。
弱点を無理に探すならば、撒き餌レンズより値段は2倍だということです。
まとめ
ここで記事のテーマである「後悔しないレンズの選び方」に戻りましょう。
撒き餌レンズは確かに安価で素晴らしい描写力ですが、筆者はコストは倍でもSIGMAのレンズを推します。
それは前回の記事でお話した通り、「使わなければ安くても意味がない」「持ち出そうと思える」「写真を撮るのがワクワクする」ことが重要だからです。
もし家電量販店などに行く機会があれば是非一度手に取ってお試しいただければと思います。
1枚撮った瞬間から欲しくなること間違いなしですよ!
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ありがとうございました。